17 : 社会見学


地球 日本 東京 大和学園 貸切バス・車内

「家庭訪問ですか?」 (カイト)
「えぇ、そうよ!」
「それで社会見学の後ですか?」 (カイト)

担任教師の言うには、クラスのみんなは入学した春頃に済ませているけど、カイトたちは編入組。
家庭訪問どころか、やっとこ各担任へと編入した時の書類が、まわってきたばかり。
書類に書かれている住所を見ると、ちょうど社会見学で行く会社の近くに住んでいる様子なので、ついでに…らしい。

「ちょうど住所の番地が近いし、社会見学終わったら現地解散だから、ちょうど良かったの!」
「まあ、構いませんが (ん?) ということは、弟のユウもですか?」 (カイト)
「えぇ… 弟さんのクラスも同じところへと行くみたいなので、向こうの担任といっしょに行くわ」

バスが走っている所は、長〜いフェンスに沿ってある道路。
そのフェンスの向こうには長い滑走路があり、輸送機や機動兵器、セスナやヘリなどがある。
バスの進行先には大きな建物があり、そこにはトラックが何台も並んでいる。

「はぁ〜い・みなさん! 今から社会見学で訪問する会社は、輸送会社としては驚くほど急成長をしているMars東京へ行きます。」

((( はぁ〜〜〜い♪ )))

「就職先として考えている方は、しっかりと見学して下さい。」

((( 当然でぇ〜す。ここの会社って、お給料がいいから倍率も相当なんでしょ! )))

「そうですね! 現在の高等部3年生が試験を受けましたが、通ったのは10名だけです。」

((( 競争率20倍って聞きましたぁー )))

「知っているなら説明は不要ですね。しっかりチェックしましょう!」

((( 了解です! )))


バスに乗っている生徒たちの反応は、ほぼ一緒。
ゆくゆくは自分も…と考えているので、社会見学というより入社したい候補ナンバー1をチェックしに来た団体さん。
その団体が乗ったバスは、ゲートを通り、建物脇にある駐車場へと到着した。
そこには他の学年のバスも到着しており、小・中・高の生徒たちが沢山いる。
カイトも整列していた所から、まわりを観察してみると、中等部グループにルリとユウを発見した。
ルリがちいさく手を振っているので、カイトがいることを気付いているみたいだ。

「よう!カイト」 (同じ学年の男子に捕まるカイト)
「脅かすなよ!」 (カイト)
「愛しの人を見付けたか」
「あぁ、まあな。」 (カイト)
「羨ましすぎるぞ! 毎日のアツアツ振りを見ている、コッチの身になれ。」

大和学園は、小・中・高・大とあるが、校舎はつながっているので、休み時間になると、行き来できる。
朝夕の登下校、お昼休みの弁当タイムで、カイトかルリが、お互いの教室へと足を運んでいるので、彼女(彼氏)募集のシングルから見ると羨ましいカップルである。

「コラ! 男同士で何やってんの?」

( バシ♪ バシ♪ バシ♪ バシ♪ )

カイトを中心に男子が固まっている所へ、ハリセンで頭を叩くお方はどなたでしょう?

「痛ったいなぁー ユリカ姉さん。 何すんだよ!」 (カイト)
「何がユリカ姉さんなのよ。 今は姉さんじゃなくて先生でしょ」 (ユリカ)

カイトのまわりにいた男子学生たちは、一様に驚くが、情報通の学生が気付く。
ミスマル先生(ユリカのこと)は、高等部3年生の先輩たちと慣熟訓練に同行して、Mars訓練島へと行っていること。
この時間に、ここにいるのが可笑しい。

「んーとね、ちょっと用事があって戻ってきたの。 アレでね。」 (ユリカ)

指差すところには小型の連絡艇。
ユリカが言うには、訓練期間が終わりに近付いてきたので、仕上げの試験をするための段取りをするために戻ってきたらしい。
その試験対象者たちは、空戦仕様のエステバリスで、こっちの滑走路へと飛んでいる最中。
ただ飛んでくるだけでは向こうでも出来るので、追っ手役のエステバリスと交戦しながら目的地へと到着する訓練付き。

「また無茶しますね。空戦仕様は、あの3人ですか?」 (カイト)
「えぇ そうよ! 追っ手はアキトがしているわ」 (ユリカ)
「アキト兄さん相手 …ということは、到着したらエステは乗り換えですね。」 (カイト)
「ちょうど、カスタムが仕上がっているって聞いたから、乗り換えで持って帰ると思うよ」 (ユリカ)

カイトとユリカの会話が終わる頃になって、サイレンが鳴り響く。
滑走路脇にあるスピーカーから、交戦訓練でエステバリスが接近していることを告げている。
その方向を見てみると、あちこちから煙やスパークが見えるエステバリス3機が接近している。
その3機を追い立てるように黒いエステバリス(?)がくる。

3機のエステバリスを滑走路上空で追い抜いた黒いエステ(?)が、滑走路脇の駐機場へと着地。
その隣に同じような駐機場があるが、そこには追い掛けられていた3機が着地したが、直立する前に3機ともバラバラ。
周辺にいた整備員たちがエステのコアに取り付き、パイロットたちを引きずり出す。

「救急車はいらない。そこら辺でもほっとけ! カスタムの準備は済んだか!」 (黒いエステのスピーカー)
「すいません! 微調整で手間くってます。」 (ハンドマイクで答える整備員)
「かかる時間は?」 
「30分ください」 (ハンドマイクで答える整備員)
「了解した。完了したらコミュケで呼んでくれ!」

黒いエステバリスのコアが開くと、黒いパイロットスーツを来た男性が、腰部や脚部の突起を飛び石風に降りてきた。
地面に降りると、見学者たちがいる近くに、ほっとかれた3人のパイロットへと近付く。
そばにくると倒れているパイロットのヘルメットや上着を外していく。
そして黒いパイロットもヘルメットと上着を除装すると、その顔を知る高等部学生が驚く。

「「「 生徒会長! と先輩たち(コウサカ&カザマ&スミオカ) 」」」

比較的に体力が残っているナミが見学でやってきた高等部グループへと声を掛ける。
イツキは息は荒いが、上半身を起している。
3人組の中でもイチバン体力がないエリコは、起き上がれずダウン。
その3人の脇には、平気な顔をしている生徒会長であるアキトが立っていた。

「今日は、こんな所で何してるの?」 (ナミ)
「ナミのボケ! 学校の行事予定…見てないだろ! 今日は社会見学の日だろうが」 (イツキ)
「 ・ ・ ・ 」 (エリコ)

3人の服装を見て、見学にきた女生徒は色々と質問している。
下半身は赤いパイロットスーツを着ているが、上半身はアキトが除装したので胸を隠すタンクトップのみ。
やっと起き上がれるようになったエリコのみ、冷やしたタオルをアキトから貰って、頭の上にのせている。
話の内容は、訓練島での暮らしであるが、そこは若い女の子! 男女の話から、ウワサ話しなど多岐に渡る。
その話しの中で、3人とも共通しているアクセサリーがあることに気付いた。

「コウサカ先輩やスミオカ先輩は、おしゃれでアクセサリーを着けているトコロは見たことありますけど」

後輩たちはイツキを見て

「カザマ先輩も! ってのは何ですか?」

指差ししている後輩もいた。

みんなが見ているイツキにも同じようなアクセサリーを身に着けている。
それは黒い宝石が付いているピアス。
小さいけど同じ創りをしていて、3人とも右耳に着けている。

「オレがおしゃれしちゃ 悪いってのか!」 (イツキ)
「そういうワケでは無いですが … カザマ先輩って、化粧っ気無しの先輩だったから」 (後輩たち)
「オレだって、するときは、するさ」 (イツキ)
「でっもぉー 3人とも同じデザインのピアスですよね! それも揃って右耳!」 (後輩たち)

イツキに迫る後輩たち … その横でナミとエリコが笑いを堪えているが、エリコが助け船を出す。

「仕方がないよ。 私たち … いっしょに貰ったんだんだもん」 (エリコ)
「そうだな! 自分の想いを伝えて、相手からはその誓いを守るために、いつでも思い出せるようにって貰ったんだ」 (ナミ)
「だから、その誓いのためにオレも着けている」 (イツキ)

その話題も含めて先輩・後輩も混ぜての雑談をしているグループから少し離れた場所で、アキトが立っていた。
傍には、テンカワ一家。

「アキト兄さん … あの3人を傍に来させたのですね。」 (カイト)
「あぁ ユリカも認めているし、あの3人の気持ちは受け止めた。」 (アキト)
「アキトを1人で相手するのは、もう無理(ポッ)」 (ユリカ)
「4人で、大丈夫? アキト兄ぃ」 (ユウ)
「今のところは…な。 ナデシコで1人追加するかも」 (アキト)
「「 ??? 」」 (ルリ&ラピス)

カイトの服を、つんつん引っ張っているルリ。

「カイトさん あの3人が着けているピアスって、コレと同じデザインですけど」

ユリカやルリ、ラピスにも同じデザインのピアスが同じように右耳にある。

「デザインはみんな同じ。テンカワ一族の印ってトコロかな。」

ピアスに付いている宝石のカラーはテンカワ3兄弟のパーソナルカラー。
アキトは黒、カイトは白、ユウは赤で、それぞれが所有している機動兵器(ユウは艦船)のパーソナルカラーといっしょ。

「ルリちゃんはボクの婚約者として公表した時から付けているでしょ。」 (カイト)
「えぇ … 」 (ルリ)
「あの日から、ホシノ・ルリからテンカワ・ルリになったんだよ。でも法的に年齢が足りないからホシノ姓のままになっている。」 (カイト)
「そうなんですか?」 (ルリ)
「あと5年したらテンカワ姓を名乗れるよ。 でも社用で行くときはテンカワ姓を使ってね。」 (カイト)
「はい!(ニコッ)」 (ルリ)


カイトの担任が呼びに来たので、アキトたちと別れたカイトたちは、見学者の最後尾グループといっしょに見学している。
滑走路で所有している輸送船や航空機、エステバリスの格納庫。
建物内に入って、一般客との荷受カウンターから一般業務部。
機動班や輸送班のパイロットさんたちがいる待機所。
独身者たちが生活するマンションなど各施設。
最後に訓練施設をまわってきて、極東支部の全コントロールをしている管制センターへとやってきた。

ここを仕事場として希望する社員は多く、入社試験を受けて入ってきても、訓練や適正試験で、脱落が多い。
それでも再訓練を受け直してまで、この職場を希望する者は多く、希望通りに着任するのは狭き門になっている。
それというのもMars運航部の花形オペレータの場所で、地球の一部 … 極東支部だけであるが、運航コントロールを担当する部署。
その部屋に大和学園高等部卒業予定者が実地研修で仮配属されていたので、見学者たちの対応をさせていた。

この部屋は広く、業務を行なっている人員だけでなく、小・中・高の全見学者で入っても、まだ余裕がある。
もともと、見学者がいる場所は、運航前の打合せで輸送艦の全乗員が入れるだけのスペースはある。
今日は、そのスペースに見学者が入っているだけなので、業務に支障なく見学が可能になっている。
また、オペレータの席は3段になっており、下段のオペレータは1隻または1機を担当している。
中の段は、それを護衛する機体のオペレータで、さらに上の段は、全体の情報をまとめて調整している。

見学者の正面には大きなモニターがあり、さまざまな記号が表示されて動いている。
また、運送中なのか点線がある上を移動している記号もある。
ただ、時々ではあるが赤印がある一群が動いて、点線が変わっている。
説明では、赤印がバッタなどの障害で、点線が予定航路、各モニターの記号は、各衛星などからの情報が表示されている。
これと同じ物は軍でも使用しており、精度は、どっちもどっちらしい。(というか同じシステムを軍に売っている)


正面のメインモニターの左右にはサブモニターがあり、現在、航行している輸送船などの情報が表示されている。
そのうちの1つが真っ赤な表示変わった。

中の段にいるオペレータが気付き声をあげる。

「なにが起きた!」

下の段にいるオペレータから確認した情報があがってくる。

「太平洋上で軍とバッタが衝突。周辺のバッタたちが過剰反応を起して、一部がこちらへも向かってきます。」

上の段にいるオペレータから指示が飛ぶ!

「該当地域の輸送船は直ちに近くの施設へ避難。護衛は被害が拡がらないように対応指示。」

中・下の段にいるオペレータたちが、指示に従って動き出す。
しかし数が多かったのか、担当範囲の間から漏れて、西と北西へと進路を変えた。

「少し多いみたいだね。」 (ユリカ)
「そうですね。手に負えないみたいですから、手伝いましょう!」 (カイト)

見学者の後ろの方で、コトの推移を見ていたユリカとカイトが動く。
カイトは、部屋を出ると地下格納庫へと通じるエレベータへと走っていく。
ユリカは、上段の出入口付近にあるロッカーから、自分がいつも着ているジャケットを出して着る。
そして、その中にある3着を出して、見学者の中にいる3人へと投げた。
受け取ったのは、ルリ・ユウ・ラピスの3人。

「3人とも片付けるよ!」 (ユリカ)
「了解です!」 (ルリ)
「「 判った! 」」 (ユウ&ラピス)

ジャケットを着たユリカは、上の段、中央にある席に座り、周辺の機器を立ち上げる。
ユリカを囲むように、3面のモニターが浮かび上がり、周辺の空域図と各データを表示させる。

ルリは、ユリカから投げられたジャケットを見学者の中から走り出て、キャッチすると、上段の縁から中段フロアへと飛び降りる。
そして、上段のユリカと同じように中央部に作られた席へと着席した。
この席は、MC専用になっていてウインドウが席を囲むように360度に何枚も浮かび上がり球状になっていた。

ユウとラピスの2人は、ジャケットを着ながら、下段まで飛び降り、中央通路で急停止。
というのも各オペレータの間にある通路が見学者で埋まっていて通れない。
そして、お互いに同じアイディアが思い付いたのか、通路左右のオペレータ席へと上がり、コンソール上を飛び石のように目的地へと飛んだ。

「ラピスちゃんは、各輸送船の退避コースを指示。」 (ユリカ)
「うん」 (ラピス)
「ユウくんは各輸送船の護衛を各ラインの穴に配置。」 (ユリカ)
「配置中〜」 (ユウ)
「各エステは、左右の薄い所を厚くして…」 (ユリカ))
「了解しました」 (各オペレータたち)
「んでもって、中央部は、訓練島へと帰るカスタム・エステに任せて!」 (ユリカ)
「ユリカー 少し多いぞ!」 (アキト)
「文句言わない。そっちは4機あるんだから、こっちから出る1機が到着するまでカバーしといて」 (ユリカ))
「わかった。カイト機が到着したら、カスタムとは別方面をカバーすればいいな!」 (アキト)

滑走路からの映像には白いエステバリスが、出撃していくのが映っている。
そのエステバリスの周りには、予備弾を満載した補給タイプのエステが続く。
下段にいるユウから、カイトたち補給物資を持ったエステが出発したことを告げられる。

「アキト兄さん 補給の弾頭を持って、そっちに向かっているから」 (カイト)
「了解した … それまでは残弾に注意しながら戦闘を継続する。」 (アキト)
「さてと みなさん! 頑張ってボーナス狩り … やりましょう!」 (ユリカ)

((( おぉぉーーー ))) 各フロアのオペレータたち

呆然としていた見学者で気が付いたのが、質問。

「ボーナス狩り … って何ですか?」

ユリカの説明で理解したかは不明だが…
今回のように軍の作戦で追加仕事が発生した場合、損害金の請求はするが、軍の仕事もやったので報酬も請求すること。
それで、正確に何機落としたのか報告して、実際に落としたパイロットや誘導するオペレータ、戦闘に関係しない各部署にも配分があり、臨時の収入につながる。

左右モニターの一部には各機動兵器パイロットとオペレータの成績が表示されている。
1機で落とせば1機分の報奨金が入り、複数で落とせば均等割りした報奨金がはいる仕組みで、数はリアルタイムでカウントされている。
各オペレータとパイロットは、担当区域の戦闘をしているが、軍のような殺伐した雰囲気はない。

※ある担当区域のエステバリスライダーとオペレータの通信
「こっちの空域の残りは何機ある?」
「あと25機… 中央が10機… 左右はちょっと数えるのが面倒… いつも通り中央から片付けるの。」
「そうさ・・・ 中央を片付けてから多い方へ向かう!」
「なら・・・ 右に行ってね! 左の担当機の数が多いから」
「了解! ついでに今夜の約束してもいいか」
「もちろんOKなんだから頑張りなさい!」
「了解!! 中央に突っ込む!」

※別の担当地域では
「こちら輸送艦4号、 指定区域で待機中 … 暇だから長距離砲で撃っても構わんか?」
「そこからだと、射程ギリギリ。届かないかも」
「おう その声はラピスちゃんか?」
「はい。 いつも煎餅ありがとう。」
「いいって 実家が煎餅屋だから持って行ってるだけだから」
「美味しいから、また …」
「欲しいってか」
「うん」
「よし! 帰ったら休暇だし 持って来てやるよ」
「ありがと! あと25秒で射程に入るのが1匹いる。準備して」
「了解 サブ…準備は」
「もう準備できてますよ。班長、いつの間にラピスちゃんと仲良くなったんですか」
「1ヶ月ほど前かな … ウチの実家から煎餅が大量に送られて来た時があったろ」
「そん時ですか」
「おうよ」
「あと5秒 ・・・ 4 … 3 … 2 ・・・ 1 … 撃って!」
「ほい♪」
「(5秒ほど経過して) あぁ〜外れたかな …(遠くで爆発)… あっ 当たったか」
「うん 当たり。 ジョロに命中 … 撃墜を確認」
「ジョロ1機の報奨金は」
「う〜んとね… 計算できた! ちょうどサブの1ヶ月分基本給と同じ額だよ。」
「乗員が5名とラピスちゃんで6等分かぁ」
「計算違うよ! 等分割りして、サブの基本給と同じ額!」
「それじゃ単独撃墜か」
「そう」
「ついでにラピスちゃん頼みがある。複数担当でも構わないから、サブの3ヶ月分が出来る額まで誘導して欲しい」
「彼女へのプレゼントだね。」
「知っているのか」
「うん♪ 私のは、もう貰っているし」
「ユウくんか」
「そうだよ」
「だったら話しは判るだろ」

その後は、ラピスの誘導で撃墜数を増やして目的通りの額を入手。
戦闘終了し、帰港した途端にサブが休暇願いを出して陸に上がった。
次の航海では、ほくほく顔だったので結果は上々だったらしい。


あとがき

さて12話の辺りの『あとがき』で書いたと思いますが、この前哨戦は20話で、ひと区切りになります。
20話辺りでナデシコ出港前になります。(というかサイドのネタが、あと2つしか無い)
追加で増えた3人の絡みと、1夫+複数妻の絡みがあります。
作っとかないと、話しの流れが、どこかで躓きそう。


| 2006/12/25 製作開始 | 2007/01/03 校正 | 2007/01/05 『風の通り道』 投稿 |


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