16 : 学生生活


季節は廻って ・・・
春には学校名が変わった … それも小・中・高校の学校名を統一して、『大和学園』になった。
初代生徒会長は、立候補・推薦など出てくるのはおらず、「コレ!」という人を投票する方法で選んだのだが、1名に集中。
目出度く、テンカワ・アキトが高等部2〜3年生全員から推されて、初代生徒会長になった。
テンカワ兄弟の次男であるカイトは、スキップ制度により高等部1年生になり、三男のユウは、中等部1年生になった。
同じようにルリも中等部3年生になり、ラピスも小等部6年生になった。

      小説内では…   普通だったら…
社会人 ユリカ(20歳)
大学生 4年生
3年生
2年生 ユリカ(20歳)
1年生
高等部 3年生 アキト(18歳) アキト(18歳)
2年生
1年生 カイト(13歳)
中等部 3年生 ルリ(10歳)
2年生
1年生 ユウ(9歳) カイト(13歳)
小等部 6年生 ラピス(8歳)
5年生
4年生 ルリ(10歳)
3年生 ユウ(9歳)
2年生 ラピス(8歳)
1年生

春というと、入学式。
おもて舞台は、カチコチの男女新入生を迎えて、普通の共学校として生まれ変わった大和学園。
軍関係者のこどもたちが通う学び舎なので、他の学校と比べることができない部分もあるが、そこはそれ・・・勢いで乗り切り!

表には裏があるように・・・裏にまわると、入学式の最中に爆弾で軍部高官たちを狙った爆弾テロ
入学式に招かれた来賓を狙った誘拐事件
通学中の痴漢や盗撮など 小さいトラブルも、まとめて、おもてには知られないように秘密裏にアキトたちが片付けていく。
おもて側の学生気分を味わいながら、うら側では軍情報部の任務もこなしていく毎日。


地球 日本 東京 某女子高 学校名改め 大和学園 高等部 校長室

「6月中に発生した内容の報告書です。」 (アキト)

持っていた報告書を校長室の机上へと提出する。
そこには、その机の主である校長先生と軍内上司であるムネタケ参謀長がいる。
アキトの横にはユリカがいて、さらに後ろには、カイト・ルリ・ユウ・ラピスが並んでいる。
今日は、小・中・高のうら側で発生したトラブルに関しての報告を行なう日であった。

「だんだんと回数は少なくなっていますね。」 (校長)
「最初が異常すぎたからね。」 (ムネタケ)
「確かに ・・・ 今にして思えば、外部行事の度にありましたから (はははは・・・)」 (校長)
「トラブルが発生する度にテロリストが検挙されて組織は徹底的に壊滅 …」 (ムネタケ)
「まあ、目標は3人ですし … 1クラスに固まっていますから … 守るほうもラクでしょう。」 (校長)
「その分だけ気苦労が多くなりました。ユリカの機嫌は悪くなるわ… 周りからは色々な眼で見られるわ… 割りに合いません。」 (アキト)
「両手に花! どころか、大奥みたいでしょうに! 世間一般のオトコどもにしたら羨ましいでしょうね。」 (ムネタケ)
「勘弁して下さいよぉ (TT) 」 (アキト)

「まあ突っつくのはココまでにして、あの3人の進路が問題なのよ。」 (ムネタケ)
「どうせ、お偉いさんのお嬢様だから、軍関係の後方勤務になるのでは ・・・(?) 」 (アキト)
「親父さんたちは、ソッチを考えたらしいけど ・・・ 娘たちは最前線のエステバリスライダーを希望したの!」 (ムネタケ)

((( !! なんて無茶な !! )))

「訓練で落ちるでしょう! いくらなんでも体力的に無理だとは思いますが?」 (アキト)
「それが・・・(汗)  イチバン体力のないスミオカ・エリコまで通ちゃったの ・・・ 最終試験 」 (ムネタケ)
「IFSを付けたんですね。」 (アキト)
「予想外だったわ。 それで困ったことに慣熟配置の部隊がないの ・・・ 」 (ムネタケ)

((( なんか 嫌ぁ〜な予感 ! )))

「参謀長 また!ですか?」 (アキト)
「そうよ♪」 (ムネタケ)

((( ハァ〜〜〜ァ )))

「判りました。ウチで引き受けましょう! Marsで構いませんね!」 (アキト)
「そっちの訓練施設で離れ島があったでしょ ・・・ そこで、お願いするわ。」 (ムネタケ)
「軍関係者が民間会社に出向ですか ・・・ 面倒な!」 (アキト)
「それとテンカワ君の階級が、また1階級上がってるわよ。 ついでにバラしちゃいなさい。」 (ムネタケ)
「俺が情報部の軍関係者ってことですか?」 (アキト)
「そうよ! ついでのついでに、そのままナデシコへ出向させるから、面倒よろしく♪」 (ムネタケ)

面倒てんこもりで、夏休み。
どんなことが巻き起こるやら ・・・

「あんまし考えたくないなぁ」 (アキト)
「OKが出たから、関係バラそぉっと (ルン・ルン) 」 (ユリカ)
「ショックかも」 (カイト)
「相当ね」 (ルリ)
「準備しとこ」 (ユウ)
「夏休みだけ全員移動 ・・・ 佐世保にも手配しとこ」 (ラピス)

「それでも 諦められないなら ・・・ 私が本妻にして、2号とかでOKだよ ・・・ アキト ・・・ もてるし」 (ユリカ)
「ばっか!」 (アキト)
「本当に私が本妻だったら、何人でもOKにしとくよ♪」 (ユリカ)
( 本当に大丈夫かぁ ・・・ )


地球 最南端 Mars訓練島へ移動中 機動空母「キャリー」内

キャッ♪ キャッ♪ ( 黄色い声の団体さん )

ここはキャリー内のトレーニングルーム。
修学旅行のように女子高生のかたまり ・・・ 全員が学校指定にのブレザーではなく、軍服ってところが違うところ。
なぜに民間船の中にいるのかは、卒業前の慣熟訓練を受けるために、訓練部隊に配属されるのだが、現在の状況では無理。
んで、民間なのに軍協力をしているMarsへと出向させて、訓練となったワケ・・・。

民間出向で軍内で、ひと悶着あったけど … 今の現状で慣熟訓練を受けさせることができる部隊は皆無。
特にエステバリスライダーについては、訓練施設が少ない …というか各地にあるMarsで訓練をしているのが今のご時世。
そんなこんなで、オペレータなどの軍志望の学生たちを混ぜ込んで、日本・最南端にあるMars訓練島へと移動となった。

「アっキっト・くぅ〜ん♪ こっち来ない。 こっちでダベりましょう。」
「なに言ってんの (ちょい怒) 生徒会長は、ウチらのグループと勉強中なの!」
「ひとり占めは反則よぉ〜 みんなの生徒会長でしょう!」
( なんだかなぁ〜 ユリカは睨んでいるし 居心地わるいなぁ )

卒業年次となる3年生の男子は30名で、女子は900名 ・・・ 男女比は1:30。
このうち軍関係へ希望して、今回の慣熟訓練に参加するのは、男子は全員で、女子は600名 ・・・ 男女比は1:20。
引率として付いている教師もいるので、この中には630+α名がいる計算。
中に混ざっている男子は色々。
一見するとハーレム状態にみえるが実際は、ちと違う。
アキトを含む女子ウケがいいのはハーレムだが、チト問題があるのは、奴隷扱い。
最初の恒例行事で、アキトにケチョン・ケチョン・・・に負けたのは、奴隷頭に格下げになっていた。
これは教師間にもあって、最下級であるユリカは、うまいことに女性教師のお局様(タチバナ女史)に気に入られて、ある程度の位置にいる。
まあ、持ち前の明るさで男性教師にも受け入れられたので、仲良くはやっている。

ただし・・・ これから行くMars訓練島では、ちと変わっていて・・・ 軍内部と同じように階級がある。
その為、ユリカ以外の先生方には階級章が付いている。

その先生方の中でも最上階級であるタチバナ少尉(通称:お局様)が、引率代表となっている。

「はぁ〜い! 皆さん 今から行く訓練島で教官を務めて下さいます方々を紹介します。」

((( ザワ・・・ザワ・・・ザワ・・・ )))

Ban(爆発)

空砲を打って静かになったところで

「いい加減にしましょうね ( お顔ピクピク あっ…青筋がありますね ) 」 (お局様)

((( はぁーーーい )))

お局様の横にはMars隊服や軍服を着た男女7名。
お局さまの横に立っていた男性から順番に1歩出て挨拶をした。

「Mars 極東方面 機動兵器部 部長 葵 真吾(あおい しんご)です。 階級は宇宙軍属大尉で、主任教官を勤めます。」
「地球連合宇宙軍 極東方面 ミスマル提督付秘書官 葵 若葉(あおい わかば)中尉です。戦略教官を務めます。」
「地球連合宇宙軍 極東方面 情報部 葵 純(あおい じゅん)少尉です。基礎教官を務めます。」
「Mars 極東方面 哨戒部 テンカワ・睦月(ガーネットの和名)です。階級は宇宙軍属少尉で、オペレータ班教官を務めます。」
「Mars 極東方面 医療部 テンカワ・如月(アメジストの和名)です。階級は宇宙軍属少尉で、医療班教官を勤めます。」
「Mars 極東方面 整備部 テンカワ・弥生(アクアの和名)です。階級は宇宙軍属少尉で、整備班教官を務めます。」
「Mars 極東方面 主計部 テンカワ・卯月(ジルの和名)です。階級は宇宙軍属少尉で、主計班教官を務めます。」

((( ザワ・・・ザワ・・・ザワ・・・ )))

先生方の端っこに整列していたユリカは、お局様が持っているハンドマイクを掴むと・・・

「うるさいでしょ!」

少しは静かになった女子生徒の中から、おずおずと手を上げたのがいたので指名すると・・・

「なんで生徒会長と同じ、テンカワ・・・なんですか?」

((( しーーーーーーーーーーーん )))

学生たちだけでなく、先生たちも<<<疑問>>>らしく、テンカワと名乗った4人とユリカとアキトを順番に見ている。
ユリカは、ざっと学生たちや先生たちを見て、最後にアキトを見た。
アキトは、ユリカが説明をしていいか困っていた様子だったので、階級章が見えないようにしていた所を指差しした。
その仕草で判ったのか、ユリカは自分の階級章を見えるようにした。

「さぁってと・・・ みんなが知っているのは、戦術理論教師のミスマル先生 ってトコだけど、もう1コの顔があってねぇ〜」

学生たちや先生たちが興味シンシンで聞いている。

「アキトのぉ〜 およ ( バッシン ) 痛いのぉー 」 (ユリカ)
「そっちは喋るな ま!だ!だろうがぁー (怒) 」 (アキト)

ユリカは叩かれた所を触りながら頭を抱え込んで、しゃがみ込んでいると頭の上から怒られた。

( いつの間に来たんだ・・・ 生徒会長 … )

「痛ったいなぁー ( さすり・・さすり ) では真面目に説明ね♪ みなさ〜ん 私の階級章に注目! 」 (ユリカ)

((( 2線付き 2ツ星 … ウッソォ 佐官なの )))

「地球連合宇宙軍 極東方面軍 情報部 ミスマル・ユリカ中佐です。そして、Marsグループ副会長もやっています。」 (ユリカ)
「「「 は? 」」」 ( 生徒一同&教師たち )

見事に眼がテン ・・・ 驚きすぎて大口開けているのもいる ・・・ まあ一般的な反応だろう!

「そして、みんなが知っている生徒会長は!」 (ユリカ)

((( 2線付き 2ツ星 )))

「地球連合宇宙軍 極東方面軍 情報部 テンカワ・アキト中佐です。そして、Marsグループ会長です。」 (アキト)

((( えぇーーーーーーーー )))

あまりの驚きで肝心のテンカワ姓については、忘れ。
まあ、4姉妹のそれぞれが説明していたので、その件は落ち着いた。


地球 日本 最南端 Mars訓練島 食堂

「ふにゃ〜ぁ 疲れたぁ〜」  (ナミ)
「もう駄目 動けないー」 (エリコ)
「アイツは鬼か、悪魔かぁ」 (イツキ)

食堂のテーブルに突っ伏したまんまの3人。
パイロット・スーツのままなので、シュミレーション・ルームから食堂に直行してきたらしい。
食堂の出入り口から騒がしい一群が入ってきて、のびている3人の所へとやってきた。

「3人とも〜 どーしたの?」
「聞くな! 疲れが増すぅ」 (イツキ)

その塊の近くで食事していたジュンが思ったことを話す。

「どうせ テンカワと訓練して 負けまくったせいだろう! それもコケにされまくって!」 (ジュン)

3人の周辺にいた女性たちは、素直に驚いていた。

「生徒会長に負けたの? 会長ってエステバリスライダーだったんだ」
「どころか仕官学校でイチバンの腕だっだし…」 (ジュン)
((( えっ!! )))
「アキトは仕官学校出なんかぁ」 (イツキ)
「そうだよ! ボクと同期卒業だけど、3学部主席で卒業した。」 (ジュン)
「「「 ヘッ? 」」」 (ナミ・エリコ・イツキ・周辺の女子生徒)
「主計・機動兵器・戦略がメインで … おまけに整備・医療・オペもできたし… 今でも驚くよ!」 (ジュン)

3人は無言でテープルに延びたまま。

「それで、生徒会長は、どうしたの?」
「3時間休憩!って言って、どこかに消えた。」 (ナミ)

お昼休みで3時間 … 通常は1時間だから、ちょっち長め。

「でも、3時間のお昼休みって長くていいねえ〜」
「シュミレーション終わって、シャワー&下着類を着替えて来たけど、もう動けん。」 (イツキ)
「朝食前に緊急集合かけられて、6時間ぶっ続けでシュミレーションだもんな。」 (エリコ)
「キツすぎるー」 (ナミ)
「甘いな … (フッ) 仕官学校時代は12時間なんてザラだったし…」 (ジュン)

周り囲んでいる女生徒たちは、目がまん丸。
ジュンは食事が終わってティータイム。
そのジュンの前に、まわりを囲んでいる生徒たちの先生である主計班教官の卯月(ジルの和名)が食事をトレイに持って座った。

「アキトは?」 (ジュン)
「休憩終わって… こっちに向かっている。」 (卯月)

さらに横へ真吾と睦月(ガーネットの和名)が座る。
その周りには機動班と医療班が各自のお昼を持って座って、食事している。

「若葉さぁーん 午後の講義は若葉さんが代行して下さい。」 (睦月)
「なんで? 今日の午後はユリカでしょう。」 (若葉)
「ちょっと問題発生して、4時間ぐらいは動けないでしょうから」 (睦月)
「体調でも悪くしたの?」 (若葉)

「いや、俺のストレス解消に付き合って貰った!」 (アキト)
「やりすぎたんでしょ ( ポッ )」 (睦月)
「何を?」 (真吾)

理由が判らない真吾へ睦月が説明すると、真吾と睦月が揃って真っ赤っか。
(会長 … 教えてほしい)
真吾の意味ありげな視線をアキトに向けていると

「真吾 … 今度、時間があるときに教えよう 」 (アキト)
「アキトさぁーん んなコト教えないで下さい!」 (睦月)
「ははは… んな事より、睦月」 (アキト)
「なんでしょう? (笑顔が不気味…何か企んでる)」 (ガーネット)
「いつから… 『葵』に変えるんだ!」 (ガーネット)

睦月は真っ赤っかの顔して、もじもじ。
真吾は口パクパクして、なにか反応しようとしているのがミエミエ。
そんな真吾の肩に手を置いて、にっかりと笑顔を見せているアキトだが、眼は笑っていない。

( もう… バレた? ) … (真吾)
「そろそろかと思ったら、昨日、ナニした?」 (アキト)

真っ青で口パクパク もうバレバレですね。

「さてと 確認しておきたい。力ずくはしてないな」 (アキト)
「はい」 (真吾)
「ちゃんと同意だよな」 (アキト)
「「 はい 」」 (真吾&睦月)
「最後に、ちゃんと使ったか?」 (アキト)
「 モチロンです! 」 (真吾)
「私は別に使わなくても良かったんですが (ポッ)」 (睦月)

コミュケを使ってユリカを呼び出すと・・・ ユリカはベッドにいた。
「ユリカ 真吾と睦月の件だけど」 (アキト)
「もう、お父さまに仲人の依頼はしておいたわ。私はOKだよ。」 (ユリカ)
「心配は2つか?」 (アキト)
「1つは、葵のおじ様に了承を貰いに行くぐらいで!」 (ユリカ)
「もう1つは、仕事の位置関係は注文を付けるとして … よし!」 (アキト)

いつの間にか卯月がマイクをアキトに渡していた。
そのマイクを使って、訓練島全域に放送する。

「あーーー テス・テス・テス (コホン) 
Mars関係者全員に通達! ちょっと手を休めて聞いてくれ! (なんだ・なんだぁー)
現在を持って、今日の訓練および作業は、終了とする! (なにが起きたんだぁー)
ウリバタケ班長は食堂でステージなどの設営準備 ・・・ 今夜はパーティーだぁぁぁ (うぉぉーただ酒だぁー)
ちなみに、睦月ファンは諦めろ! 葵 真吾との婚約パーティーだからなぁ 」 (うそぉー) (いつの間に)

アキトは放送マイクを卯月へと返すと、食堂出入り口を見る。
そこには油で汚れまくったツナギを来た男性が1人やってきた。
その人は、Mars 整備班長のウリバタケ・セイヤ ( 通称:違法改造屋 )である。

「予算は、どのぐらいある。」 (ウリバタケ)
「 (メモに書いて) こんぐらいでしょうか。」 (アキト)
「これって アキトのポケットマネーか?」 (ウリバタケ)
「まあ今持っているのが、これだけなんで!」 (アキト)
「大丈夫だと思うぞ。今回のは飲みまくり食いまくり路線でいいな!」 (ウリバタケ)
「まあ … ふられ次いでのヤケ酒になるでしょうから、ドカドカやっちゃって下さい!」 (アキト)
「予算オーバーしたら、どうするんだ。」 (ウリバタケ)
アキトのコミュケがつながっていたのか、ユリカのウィンドウが開いて
「私も出すから、かまわずにやっちゃって…ね (ウインク)」 (ユリカ)
「まあ2人が、そういうのなら気にせずにやるぞーーー」 (ウリバタケ)

ウリバタケ班長が食堂を出て行くと、厨房では買い出しやら準備で大騒ぎが始まる。
テーブルでのびていた3人も、何が起きたのか理解できずに、ボケていた。

「さて、休憩は終わり ・・・ あと3時間はあるから … やろうかぁ」 (アキト)
「ひぇぇぇー 今日の訓練は中止だったんじゃー」 (ナミ)
「それは一般の場合 … オマエたち3人は上から特急便で仕上げろ!って言われているから関係ないぞ」 (アキト)
「特急便って何?」 (エリコ)
「慣熟訓練が終わったら、オレといっしょに配属先が決まっている!ってワケ」 (アキト)
「配属先って、どこだよ。」 (イツキ)
「内緒! 訓練が終わったら命令書が届くから判るよ! それまでは内緒 (ふふふ)」 (アキト)

アキトの両手にはロープがある。
文句たらたらの3人を縛り上げ、そのまま3人を引きずって食堂を出る。
引きずられたまま、廊下から叫び声というか文句の声が聞こえる。

鬼! 悪魔! 人さらい・・・ 助けてくれぇ ・・・
昼メシ抜きなんて絶対死ぬぞぉー (3時間休憩があったんだから食ってないのが悪い)


あとがき

今回は間のあきすぎ。
本業の方が忙しくなって、メルマガの発行は遅れるわ (小爆) サイトの更新もズレるわ (中爆) SSでスランプになるわ (大爆)
まあ、思い出してみると、ばらばらぐっちゃん状態。
私のスケジュール帳を見ると、真っ赤っ赤。
予定が超過したら赤文字に変えるのですが、半分が赤文字。
スランプ抜けしたあたりから、黒文字が増えて、なんとかなりました。


| 2006/11/26 製作開始 | 2006/12/25 校正 | 2007/01/05 『風の通り道』 投稿 |


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