それは、人の数ほどあって





そして、その数だけ星は煌いてる





それは…とても儚く、脆く、今にも壊れて消えてしまいそうなガラスの様で





それは、揺ぎ無く、固く、何時までも決してその輝きを失わないダイヤの様…





あの時あの人はこう言った





それは、「願い」「夢」「希望」「想い」「愛」「未来」…





だけど、全てを失ったと言うあの人はこう言った…





輝く星もあれば、そうでない星もあると





それは、「無」「憎悪」「怨み」「憎しみ」「悲しみ」「過去」



そして・・・・・・








復讐









機動戦艦ナデシコ

〜The Knight of Missing〜



『序章 漆黒の堕天使 そして…』

















ヴィ――――――ン!! ヴィ――――――ン!!



けたたましい警告音が鳴り響く中、次々と機動兵器が出撃していく

それと同時に管制室では・・・いや、その場にいた誰もが混乱していた

それは、索敵範囲外からの長距離ボソンジャンプにより現れた、未確認の機動兵器の襲撃

ここ最近、軍関係のお偉方が神経を尖らせている事件、『コロニー襲撃事件』の第三の襲撃を知らせる物だったからだ。


「山吹小隊は青のバックアップへ!」「了解!」

「敵、第一次、第二次警戒ライン突破っ!」

「クソッたれ、グガァァッ・・・・・」「何処だ!敵は何処に・・うわぁぁぁぁっ・・・ザッザーー

その頃管制室では、眼前に突きつけられた現実の悲惨さを告げる状態が見て取れた

オペレーターの必死の報告が響き、パイロットの悲鳴が聞こえ、一瞬後には通信が途絶する。

先ほどから管制室で、何度と繰り返されている光景が夢だと願う、それはここにいる全員の願いであった


そして先ほどから大した支持も出せず、その場の者同様、目の前の非現実的な光景に飲み込まれていた司令が

現実を否定しようと、いや、そうであってくれと腕を振り上げ・・・

「クソッ!」

そう言って叩き付けた手に伝わってくる痛みが、これは現実なのだと司令に現実を叩きつき帰す。

「クソッ・・・・・・・


ここシラヒメはヒサゴプランの一角、そこらの軍の施設に比べ、ここ最近のコロニー連続襲撃事件もあり

多大な防衛ラインが敷かれてるにもかかわらず、襲撃を仕掛けてきた敵は、それらを交わし常識を上回る速度で中枢へと近づいてくる。

その敵の鳥のような機動兵器は、強力なフィールドで機動兵器を弾き飛ばし

戦艦のグラビティーブラストをものともせず、その戦艦を貫き、刻一刻と中枢部へと止まることなく突き進んでいた。


全ての戦力を敵方向の最終防衛ラインに終結させろ!」

「しかしそれでは居住区や他の施設の周りが無防備になってしまいますが・・・」


「構わん!どの道ヤツを撃破しなければやられてしまうんだ!早く支持を伝えろ!!」

「り、了解!、グリーンブラボー、オメガブルー他格小隊は至急ポイントF−75に終結せよ、繰り返す・・・・・・」






その頃、表の騒ぎにも勝ると劣らず、非現実的な惨劇がシラヒメの中でも起こっていた

しかし、そのことに気づく者はいない・・・



ここはシラヒメでも極限られたものしか知らない区画

そこを、編み笠をかぶりマントに身を包んだ7人が行進でもするように、調った足取りで迷いも無く進んでいく

そして彼らの通った後には、数えることも叶わない程の、人間が赤い海の上に転り

また一人また一人と、次々とその数を増していき、ついには数えるほどの者を残し、その区画に居た者全てを葬り去った・・・

赤い海が、もはやその表現の限界を超え、そこにある空間が赤一色に見えるほど、その場は深紅に染まり

生理的な不快感を起こすほど、鉄臭い血の匂いが広がる・・・

だが、その者達はその匂いが増せば増す程、その顔に歪んだ笑みを増していく

そして、最後の目標であろう『物』を見つけると、1番前を歩いていた男、北辰が口元を歪ませた。



その笑みを向けられた白衣を着た研究者と思しき者達は、吐き気が襲うほどの殺気に体の自由を失い

ただ、痙攣したように体を小刻みに震わせ、『死』という感覚を、その身全身で感じていた・・・

「まっ、待ってくれ、我々が居なければ研究が…。」

その中で、必死の思いで何とか声を絞り出した1人の男が訴える、が・・・

北辰はその光景に、笑みを一層増すと顔を上げ、編み笠の影からその爬虫類の様な左の赤い目で、その『物』を見る

その目は、研究者達に一層の恐怖を与え、『生』と言う言葉の存在を掻き消す。


「機密保持だ…」

そっと呟く様に、言葉を発する。

しかしその言葉はハッキリと聞き取れる位の存在感と絶望感をその場に振りまき

それを合図かのように、北辰の両隣に3人ずつ居た6人の内4人の姿が消え

その一瞬後には、その場は先ほどと同じ赤い景色に変わっていた。







「(くそっ!何処だ!どこに居る…)くっ!」

アキトは今だ目標を発見できず、一層増す統合軍の抵抗に苛立ち、同時に焦りを感じていた。

先ほどまで統合軍の防衛ラインをその異常な機動力で突破してきたが、

ここに来て微塵の隙間無く埋め尽くされた機動兵器、戦艦の最終防衛ラインからの攻撃にその機動が一瞬揺らぐ


「次から次へと!…ならば!!」

アキトは一層の苛立つが、直ぐに頭を切り替え、集中力を増し何かを見つけると

その一瞬揺らいだ機動も次の瞬間には突撃コースを描き、その機動の持てる全てを賭け、機動兵器の密集してるポイントに向けて

一層速度を増し自ら突っ込んでいった。

その限界を超えた速度に、アキトは歯を喰いしばり、その所為で(ギリッ)と嫌な音が聞こえ、全身を押しつぶされるような感覚に

今にも消えてしまいそうな意識を必死に保ち、機動を変えることなく突き進んでいく。




「ううっ、うう」

『後退しろ!パープルアイ!パープルアイ!!』

「うわわぁぁぁぁぁ!」



そして、その鳥型の機動兵器と統合軍の機動兵器、ステルンクーゲルとが衝突を繰りかえす中、突如鳥型の機動兵器が爆発四散し

飛び散ったそのパーツに襲われ次々とステルンクーゲルが宇宙のゴミと化していく

すると先ほどの爆煙の中から何かが突如飛び出した。

それは、先ほどの鳥型の機動兵器の本体、アキトが駆る復讐機、ブラックサレナだった。

そしてブラックサレナがその漆黒の身を表すと、先ほどの突撃の勢いを失わず、鳥型のパーツ群に襲われ薄くなった

防衛ラインのポイントを強襲、瞬く間にその目的である、シラヒメ中枢へ

とたどり着く。


「(待ってろユリカ、今行く!)」





その時そのことを察知した様に北辰達は、全ての証拠を抹消し終えたことを確認すると

「遅かりし、復讐人…未熟者よ。滅!」

北辰が、あざけ笑うようにそう言い残すと、ボソンの光だけを残し、その場から消えた。







「ダメ、アキト、モウココニハ何モナイ…」

アキトがシラヒメ中枢にたどり着いたまさにその時、アキトの前にウィンドウが開き

そこに映る、金色の瞳をした桃色の髪の少女ラピスが告げた。

「クソッ!(また奴か!)…分かった!この場を離脱する回収を頼む…」

コンソールに拳を叩き付け、感情を押し殺すと

アキトは、統合軍の機体を蹴散らし、直に行動に出る…

だが現実は、アキトを弄ぶようにその姿を変え、アキトの前に立ち塞がる

そしてその事がラピスの口から告げられた・・・



「ダメ、近クニ宇宙軍ノ戦艦ガイル、今動イタラユーチャリスガ見ツカッチャウ…」

「何だと!・・・(くそっ、如何する…)」

アキトの頬を汗が伝う。


そう、ユーチャリスは今までコロニー連続襲撃事件に関わるアキトの母艦なのだが

その存在は今だ察知された事は無い、それは火星の後継者によって多量のナノマシン投与による人体実験により、

ジャンプユニット無しでは、機動兵器を抱えての長距離の単独ボソンジャンプに耐えられなくなったアキトを密かに回収すると共に

様々なバックアップをこなし、単独のボソンジャンプを可能としたジャンプユニットを積んだこの戦艦は、最後の切り札なのだ。

目標を発見できなかった以上、まだこの戦艦の存在を知られる訳にはいかない。



アキトが焦りと一層の危機感を感じていたその時!

「アキト!シラヒメ付近ニボソン反応!!ナニカガクル!」

「何っ!」

今回の件に関してはことごとくイレギュラーが続くなと自潮めいた笑みを浮かべ

今までとは比べ物にならないほどの殺気を放ちそれと共に気を引き締める








その頃、シラヒメの異常に気づきシラヒメ宙囲軌に辿り着いた宇宙軍の戦艦アマリリスでも、現場の状況に混乱していた

「シラヒメ!応答して下さい!!シラヒメ、シラヒメ!」

「負傷者の救出を最優先!フィールドを展開しつつ接近!」

オペレータの必死の呼びかけに混じり、アマリリス艦長アオイ・ジュン中佐の指揮が飛ぶ

「(なんだ、如何したんだ!何が起こってる)」



その時、コンピュータの警告音と新たにオペレーターからこの異常さを示す報告が挙がる

「ボース粒子増大!」

「なにっ!」

「スクリーン拡大!」

そこには、ジャミングの影響か、ノイズ混じりに薄っすらと何かが見える。

「センサー切り替え。」「了解」



モニターに写ったコンピュータの指示に従いセンサーが切り替えられ、別センサーの映像が写る

ノイズの消えたモニターに映し出されたそれは、今まで見たことも無い異様な形の機動兵器と思われるシルエットだった

「えっ…なんだ、なんだあれは…、あれは…一体…」

ジュンの知る限りでは、見た事も無く、ましてあのサイズでジャンプ可能な機体なんて聞いた事もない。

困惑の表情と共に、ジュンの思考は自然と混乱し停止してしまう。





アマリリスがその謎の機動兵器を捉えたその頃、アキトもまた、そのボソンの渦の中から現れた機体を視界に捕らえていた

「な、なんだあれは…」

アキトの目に映ったその機体はアキトの乗るブラックサレナそっくりの、純白の機体だった。

その時ラピスのウィンドウが開いた。

「アキト!エリナカラ通信!ソノ機体ガ囮ニナルカラ、ソノ隙ニヒキアゲロダッテ。」

「!…分かった!」

そう返答すると、再びさっきの機体に目をやると、その機体の姿は無く、後ろからの爆風で機体が煽られる。

その事態に爆風の元に目を移すと、先ほどまで自分を追ってきていた機体が全て跡形も無く砕かれ、

その爆発による炎で、血の様に真っ赤に染まった先ほどの白い機体がその目に写った。

すると、その機体の目が不気味に光ると、瞬時に両腕に装備されたクローがスライドし、腕に刻まれたレールを伝いブレード状に形を変えた

そしてブラックサレナを上回る速度で手当たり次第に、戦艦、駆逐艦、機動兵器と無差別に、

ただその有り余る破壊力の全てを尽くしていた。



アキトは一瞬その光景に目を奪われるが、ハッと我を取り戻すと、全力でその場を去っていく。

「一体あれは…」

振り返りその瞳に写る機動兵器にアキトも又、その場にいた誰もと同じく深い疑念の意を抱きながら

何とか無事にユーチャリスの待ち受けるポイントに合流し、安全圏に離脱後、ボソンの光と共に消えた。



アキト達が無事脱出した頃、白い機動兵器の周りには統合軍の姿は無く、ヒサゴプランの要

コロニーの中枢的存在のチューリップの前にその身を置き、正面に見据えていた

すると突然両腕を前に突き出し合わせる、

すると腕のパーツが前方にスライドし同時に拳が隠れ、ブレード状の刃がスライドし計4本の刃が

四方に開き青白くボンヤリと光る、そして刃先が一点に合わさり刃と刃の間に雷の様な光がはしると

機体各所に仕込まれたバーニアに火が灯り

翼が展開しブレード同様の光を発し、機体を一気に臨界速度まで持っていく、すると瞬く間にチューリップに向かって行き

数秒後には、チューリップは粉々になっていた・・・


そしてその白い機体のコックピットに、1つのウィンドウが開く。

《任務完了、救出目標の離脱とターゲットの破壊を確認》

そのメッセージを確認したパイロットが目を瞑ると、体中にナノマシンの光りが奔り、その白い機体もボソンの光を纏い、一瞬後にはその戦場

から消えた。

残ったのはただ、大量虐殺とも見える、無残な景色が広がっていただけだった…。





暫くして、負傷者や生存者を救出していた、アマリリスでは、ジュンが神妙な面持ちで、思考の渦に堕ちていた。

それに気を使ってか、他のクルーは自分の仕事を淡々とこなし、一切口を開かないでいた。

「(漆黒の堕天使、純白の悪魔…か…)」

ジュンは心の中で呟いた、先ほど救出した機動兵器のパイロットは皆、口をそろえ震える眼でそう言った

「(確かにあの動きは普通じゃない、さっきのボソンジャンプだって…それに…)」

そこである不可解な疑問にぶち当たる。


先ほどの戦闘はまさに『戦争』と言う物に匹敵する程凄まじかった、そう一方的な戦争だった…

だがあれ程の戦闘の中で被害と言えば、大量の機動兵器、戦艦やヒササゴプランの要たるチューリップやその周辺の重要設備の

一部のみ、居住区等は一切被害が無く、軍戦力のみ完全に潰され、保有する兵器、戦艦を一切残さず殲滅させていった。

今までの襲撃事件では、ここまで徹底したやり方は無かった…それでこそ、今までとは比べ物にならない程の防衛ラインがしかれていた

のにもかかわらず今までよりもはるかに被害規模が大きく、それでいて正確に、短時間で軍関連の物のみ破壊している。

機動兵器は、刃物で切り裂いた様に無残にもバラバラになった物や、重火器でズタズタに打ち抜かれた物、

戦艦はエンジンが無くなり、爪で引っかいた様に引き裂かれたり、敵の体当たりでボロボロになっている。

最も酷いのが、施設関連だ…中枢のチューリップは跡形も無く破壊され、研究関連施設は全て潰されていた。

だが、その一方で、民間人や非戦闘員の居住区、司令室等は一切手をつけず人的被害が抑えられ

機動兵器のパイロットや戦艦のクルーの生存者も少なくない…

いや、多いくらいだ…普通あれだけの戦闘が行われれば、ほぼ生存者の存在は皆無、助かるのも奇跡に近い。

しかし敵はその奇跡を数多く意図的に起こし、風のように去っていった。

その手際は、テロのレベルを遥かに逸脱し、破壊活動の向こう側に強い意志さえ感じられる。



「(テロなんてもんじゃない!なにか、なにかがある!コロニーを襲う理由が…一体、敵の目的は、なんだ!?)」

今までとは明らかに違う手口、常識を遥かに超えた破壊力、多くの生存者、今までとは違う!

いや、今まで裏に隠れていた何かか出てきた感じだ、何だこの感じは・・・一体何があると言うんだ・・・

そんな自分の情けなさに歯がゆさを感じ、顔を伏せて艦長席にうな垂れてしまう


(ユリカ…こんな時、君が居てくれたら…)

今はもう居ない、かつての思い人、そして誰よりも頼りになった親友の事が頭に浮かぶ…

そして、何の答えも憶測も出せぬまま、ジュンの思考はその考える事を止め

目の前の生存者達を助ける事に向けられ、そのままその日はあっという間に過ぎていった・・・

こうして第三のコロニー襲撃事件はその幕を下すのだった。



そして、この瞬間何処か誰も知らないところで

これから起こる全ての幕上げのベルが誰に聞こえるともなく高らかに鳴った…

それは今はまだ、誰の耳にも届かない。


そう・・・今は、まだ・・・・・・





つづく




次回予告

アキト「あれは一体…」

エリナ「あれはアナガリス、新型のエステに追加装甲を…」

明かされる白いサレナの正体。そして・・・

アキト「
あれは…どう言う事だ!何故あいつがここにいる!それに…」

エリナ「跳んできたのよ・・・あの日、あの場所に・・・」

今、眠れる騎士が蘇る、それは戦場を掛ける悲しい事実・・・

?「私の名は…、あなたを…守る、そう言う…命令です…。」

アキト「俺は一体何をしている!・・・ユリカ・・・」

次回、『騎士の蘇生、王子の誓い』

「俺はもう迷わない、俺は!」





〜あとがき〜

どうも、はじめまして、又はお待たせしました。

やっとこの度、本編投稿に相成って、とうとう念願のSSを書き始めました。

ここに来るまでお世話になった方々には、本当に感謝です。

適切なアドバイスとご指摘により、相変わらず幼稚な文ですが、文才音痴の私がSSを書く事が出来ました。

文才のほうも書いてるうちにどうにかなるかな?(無責任ですね)と思いますんでご勘弁ください

さて、この物語は小ネタ版に書き込んだ奴や、テスト版を読んだ方々には『少し暗い感じが・・・』と言うご意見を頂きましたが

私的には『ダーク』や『シリアス』では無く、『切ないハッピー物語』を目指しております!

なんとも分かりずらい、なんともご都合主義全開の設定ですが…

今後ともマイペースな私ですが、お付き合いください。

そしてその事を、どうか皆様の宇宙の様に広いお心でお許しください。

それでは、序章ですから、あまり長く書く事もありませんのでこの辺で、また次回!


文章が適当かもしれませんが、その辺もご勘弁くださいm(__)m


なぜなにナデシコ出張編 第一回

アキトの五感について

このSSでは、アキト君の五感について劇場中の会話から、アキトの五感は完全には失われていないと思われたので
アキトは味覚を除いた感覚器官が僅かながら生きています。
例えば、痛みや苦しいなど、普段感じる中でも刺激の強い物に関しては少なからず感じますし。
歩くことや、物に触れると言った体を動かす事も可能です。ただし、普通の人に比べかなりハンデはありますが。

ラピスもアキトの五感を代行をしてるのではなく、「補助」してる訳で、感覚の薄くなったアキトの五感をスーツに内蔵された様々なセンサーで捕らえ、それをラピスがIFSを通して感知、増幅し、アキトの感覚のフィードバックしてる物という事になります。
なので、感情や身体的な感覚の共有はありません。
あくまでセンサーで捕らえたデータを、アキトの体内にあるナノマシンにフィードバックし、
ナノマシンに神経の代用をさせ、その情報をアキトの脳が認識することで、アキトの身体的な補助になってる訳です。
つまり、ラピスの補助とは一連の情報をオペレートをする事によって、アキトの体内のナノマシンのコントロールをし、アキトが失った、体の一部の神経機能を補う(補助する)ことです。

簡単にいうと、アキトは実験の影響で、感覚器官に障害を負ったに過ぎなく、戦闘に関して特に感覚(運動)を必要とする時のみ
ラピスの補助(フィードバック)を得て、常人、或いはそれ以上の感覚を得ているわけです。
それ以外の生活は障害は多いものの、アキトは出来るだけラピスに負担を懸けない様自力で動いてます。
バイザーもその為の、視聴覚の補助機械です。

それで、五感が残っていると思った根拠は、劇中のアキトの台詞「『特』に味覚がダメ」と言うことから、他の感覚との比較が出来てる自体、
その根拠になると思っています。

とは言っても、まぁ、話を暗くさせない為の見苦しい言い訳とでも思ってくださいませ…(^^;







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