機動戦艦ナデシコ
高橋名人の冒険島ならぬカイト名人の宝島First Scene
(アリアスホームラン記念)
人類の科学。それは人類の精神の進化と同スピードで発達しているのか?
人類は自分の力を理性で抑える事が出来るのか?
真空が死を漂わせる空間をも越え、星を砕く力を持ち、さらには自己の身体を人間以上にする力を人は抑える事が出来るのか?
その答えはこの男が知っているのかも知れない・・・。
「宝探しに行こう!」
時刻は朝の9時。低血圧の者ならテンションは低い。そうでない者も低い。しかしこの男、カイトというのだがやたらと目をらんらんとして叫んでいる。
「私に言っているんですか、カイトさん?」
カイトの目の前に座る人物が答える。彼女を見て知らないと答えるものはよっぽど世間から遠ざかっていたのであろう。ホシノ・ルリ。宇宙軍のの英雄にして稀代のアイドル(本人非公認)。その人物にこの男は何を言っているのか。
「もちろん!ルリちゃんの目の前に来て風船おじさんに話しかけたりは
しないよ」
風船おじさんってどなたですか?とは聞かない。なぜならまともな答えが返ってこないからだ。
「宝探し・・・ですか」
相手の真意を探るようにルリは聞き返す。
「そう、宝探し」
しばし考え込んで、
「行きません」
断られた。それはそうだ。
「ナッ、なぁぁぁぁぁんでだぁぁぁぁ!?」
断られたのが心底信じられないのか頭を掻き毟りながら絶叫する。
「宝なんてあるわけ無いじゃないですか」
話は終わりとばかりにたまっている書類に判を押す。
「ふっはっはっはっはっはっは!ルリちゃん敗れたり!これを見よ」
カイトからすっと出された紙切れに目を通すルリ。紙切れはインターネット上の広告をプリントアウトしたものだった。そこには・・・
宝を探しながら恋人甘ーいひとときを・・・
知っていますか?あの場所を・・・
宝と綺麗な空と新鮮な空気とうまい食事と五臓六腑に染み渡
る日本酒がある場所を。
日々の生活に疲れ切っている恋人たち。
そうです、あなたです。
今ならなんと二泊三日2万5800円です。申し込みは・・・・・・
「どう行きたくなったでしょ。近頃忙しいさ、そのなんだ、二人きりになれなかったじゃないか。それでたまにはそのと思って」
意外な発言。そうこの美女ホシノ・ルリと変人改めダウナー系のクスリきめちゃっている人改め近づきたくない人ナデシコ艦内どうどうぶっちぎり一位のカイトはつきあっちゃてるのだ。はっきり言って不釣合いである。何人もの人がルリに『やめときなさい』といったが二人の関係はおおむね良好であった。
確かにカイトはルリとの関係を急いではいなかった。それはルリには大事にしてもらっていると感じていて嬉しかった。
がしかしだ。ルリも年頃の女の子。ちょっと先に行ってみたいと思っても自分の口からは言えない。つまり今回のは渡りに舟というやつらしい。
少しはにかみながら、
「その・・・連れて行ってくれますか・・・」
と顔を見るのが恥ずかしいのかカイトの胸の辺
りを見ながら答えた。
「もちろんだよー。じゃそれじゃ予約入れとくねー。それではこれにて」
といって狭い職場をバク転しながら帰っていった。
しばらくして書類の整理に行っていたサブロウタとハーリーが帰ってきた。
「艦長。どうしたんですかカイトの奴。異様に浮かれてましたけど」
とサブロウタさっきカイトの奇行を見ていた事から出た疑問をルリに問う。
しかし当のルリは鼻歌を歌いながら幸せそうに
「さぁ」
としか答えなかった。
その様子を見てサブロウタはハハーンと大よその見当をつけたが、少年ハーリーは?マークを浮かべるだけでただルリの機嫌がいいことを喜んでいた。悲しきハーリー・・・。
続
かっこいいよ!アリアス!かっこいいよ片岡!(書き始めた時点ではアリアスしかホームランを打っていない。片岡も上の題名の所にいれようかと思ったけど、まぁアリアス先に打ったし見たいな感じでココにとどめておく)。かっこよすぎです!しかしこれで気を抜いちゃいやよ。ッテ本人が一番分かっているだろう。
私なんかが言う事ではございません。
これを記にアリアスが本塁打王&打点王、片岡がリーディングヒッターを取ってくれるだろう。井川が一失点さえなければ三人MVPと最優秀選手賞を取っていたのでは・・・。
↑
少し話が飛びすぎました。失礼しました。
今回のお話は少しだけ続きます。少しいつもと違ってシリアスを目指します。何故シリアスを目指すか!
皆さんが書いているのを見てすごくなんかこうね・・・。
うまくいくかはどうかとして・・・。
それでは愚作を読んでいただきありがとうございます。