その時、私の目に映ったのは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・紅と紫だった――――――― 。

 

 

 

 

 

周りを囲んでいたはずの壁は崩れ落ち、瓦礫と化し炎に包まれて周りは『 紅 』に包まれていた――――。

 

 

 

私は誰かに抱き締められている―――――。私はその人の顔を見上げた・・・・。

 

 

 

 

 

その人は・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・私が見た、その世界に存在する紅以外の唯一の色・・・。

 

 

 

 

 

 

―――――・・・『 紫 』・・・。

 

 

 

 

 

 

その人の顔はとても端正な顔立ちをしていた。赤紫色の長髪に青紫色の眼をしたその顔は端から見れば女にも見える。

 

しかし彼は女ではない。――――――男だというのが分かる。それは勘などではなく、彼が私の――――だからだ。 

 

だが・・・、

 

 

!!!!

 

 

その紫に紅が伝う。その端正な顔の右眼には何か――おそらく瓦礫の破片だろう――が深々と突き刺さっているのだ。

 

「・・・・・おい、・・・大・・丈夫か・・・?・・・ルリ・・・。」

 

―――さんの声が聞こえる。・・・段々と視界が歪んでいく。・・・―――さんの顔が見えなくなっていく。

 

「・・・何、・・・泣いてるんだ・・・・・?」

 

!!!

 

その言葉にやっと自分が泣いていることに気付く。

 

「だ、だっ・・・て・・・―――さ・・・んの・・・・眼・・・・が・・・!!

 

私が泣きじゃくりながらそう言い返すと、―――さんはやさしく微笑み返す。

 

「こ・・・なもん・・・へ・・気だ・・・。そ・・・より、おま・・・は平・・・気か・・・?」

 

優しく、諭すような口調で喋ってはいるが、その声は弱々しく、途切れ途切れにしか聞こえない。私はそんな彼に、

 

 

 

 

 

 

 

「ごめん・・・なさ・・、・・・ごめ・・・な・・・さい・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――ただ、謝ることしか出来なかった・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機動戦艦ナデシコ異聞録

 

OLD JULY  AND  STAR FIELD

 

 

《プロローグ》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!!!

 

ルリは瞬間に目を覚ました。

 

「ハァ、ハァ、・・ハァ・・・。」

 

乱れた呼吸を整えながら、ルリは周りを見回す。そこはネルガルの建造した戦艦ナデシコの自室、ルリはそこのベッドに寝ているのだ。

 

(・・・・夢・・・?)

 

ようやく整った息をさせながら、今まで見ていた夢を思い出す。

 

(・・・・あの時の、夢・・・。)

 

ルリはそっと自分の肩を抱き締める。そしてようやく自分が汗でびっしょりなのに気付く。小脇の時計を見ると時刻は午前6時28分。あと1時間半もすれば自分は勤務交代でブリッジに行かなくてはならない。そろそろ起きてもまったく問題は無かった。

 

もっとも、時間があったとしてもあんな夢を見た後ではとてももう一度眠ろうとは思えないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャアアァー―――――――――――――――。

 

ルリは自室備え付けのシャワー室に居た。勤務前の食事の前に汗びっしょりの体を洗いたかったからだ。

 

いつもより少し熱めのお湯を浴びながら、ルリはゆっくりと、しかし確かに呟いた。

 

「あなたはやっぱり、私のことを恨んでいますよね・・・・。―――さん・・・。」

 

その呟きは、誰に聞かれることも無く、ルリの頬を伝った涙と共にシャワーのお湯に混ざり、消えていった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人は星に願いを託し、そして消えてゆく・・・

 

そのなんと儚く、そして美しいことか・・・・・・・

 

だが、俺の願いは星にはなれない

 

せいぜい道ばたに転がる石ころ程度だろう・・・

  

何故なら俺は< ヒト >だから・・・

 

だが、想いには変わりは無い・・・

 

この想いは遥か天と地ほどの差はあるが、

 

―――――この想いは、・・・・交錯するのだろうか・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき・・・・・・・・・・・・かな?

 

 

 

五月12号(以下 五): いやぁー――――っ。ついに始まりました、[OLD JULY  AND  STAR FIRLD ]  !!!

         おっと,自己紹介が遅れました。 私,五月12号 (さつきじゅうにごう) と申します。

    我が愚作をご覧になってくださった皆さんにまずは御礼を言いたいと思います。

    本っっっっっ当にどうもありがとうございます!!!!!!!! この作品は私の初作品なんですが――――。

 

 

ジャキッ!!

 

ドンッドンッドンッドンッ!!!!

 

ズドオォォ――――――ンッ!!!!

 

 

五:うおををおぉおっ!!! な、何だ!?

 

???:きぃぃぃさぁぁぁまぁぁぁっ!!!!

 

五:あっ!お前は・・・・・・・・・・・・――――――――誰???

 

ジャキッ

 

五:うわぁっ!!!じょっ,冗談だよじょ・う・だ・ん!!君のことを忘れるわけ無いだろう、主人公なんだから!

 

???:本当だろうな・・・・・・。

 

五:もちろんだ・・・・ってそれ重○子放射線射○装置じゃねえか!!!これはナデシコであって、『B○AME!』じゃねえんだぞ!!!

 

???:これは貴様の部屋の漫画の中から拝借してきた。で、これはどーゆうことだ!!

 

五:???? 何が??

 

???:俺の名前が出ていないだろうがっ!!!(怒)

 

五:い、いや君の名前は考えてあるんだけどね。実は・・・―――。

 

???:実は?

 

五:このプロローグの設定上仕方が無かったんだよう―――!!!ホントはこのプロローグは書く予定じゃあなかったんだけれど、やっぱ書いたほうがいいかなぁ―――って・・・―――。

 

×××:それは嘘ですね・・・。

 

五:げげっ!!お、お前は!!

 

ルリ(以下 ル):ホントは第1話を書くつもりが思ったよりも長くなりそうだから前半部分をプロローグとしてでっち上げただけでしょうが。

 

五:ぐはぁっ!!

 

???:今のは本当か?

 

ル:ハイ。

 

五:・・・・・。(滝汗)

 

???:・・・・・。

 

無言で逃げ出す作者。銃を構え直し、冷たく銃口を作者に向ける <???>。

トリガーを引く。

 

ドンッッ!!!

 

銃から発射された重力子放射物質は作者の身体を貫通するように消失させ、遥か地平まで飛んでゆき――――――

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズオオオォォォ―――――ッ!!!!

 

 

 

 

 

 

???:やばい威力だな。

 

ル:そうですね。作者以外には使わないようにしましょうね。

 

???:そうだな。

 

ル:それでどうするんですか?あんな作者でもいないとこの作品続きませんよ。まあ、楽しみに待っている人なんて居ないでしょうけど。

 

???:それは大丈夫だ。奴の遺伝子情報と人格、記憶はこの緊急保存パックに保存してある。

 

ル:また、『BL○ME!』ネタですか?

 

???:まあ、あれにはナデシコとは違った良さがあるからな・・・。ま、それはともかくとしてとりあえず再生だ。

 

スイッチを入れると、二人の横の機械が作動し始める。

 

ギション ギション ギション!

 

ブウゥゥゥ――――――――ン!!

 

 

ビィ―――ッ!

ビィ――――ッ!!

 

ガコッ!!

 

ガシュウゥゥ――――ンッ!!

 

???:気分はどうだ?

 

五:いいわけねえだろっ!!この馬鹿っ!!!何処の世界に作者を撃ち殺す主人公がいるんじゃこのアホんだらっ!

 

ジャキッ!!

 

五:・・・・・悪ふざけはここまでにしてそろそろしめようか(汗)。

 

???:チッ!

 

ル:馬鹿・・・。

 

五:ちなみにこれは主人公×ルリものです。さらに! 私は文才が無いため、かなりお見苦しい文章かもしれませんが!

 

???:どうか優しい目で見てやってください。

 

ル:次回は遂に主人公の名が明らかになります。

 

五×ル×???:次回、機動戦艦ナデシコ異聞録《OLD JULY AND STAR FIELD》

第1話「水色宇宙で再会?」をお楽しみに!!!

 

 

五:・・・・・・完結できるかなぁ・・・?

 

 

 

 


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