にゃぁ




あぅなんか怒られたっぽい

女の子・・・

この子・・・銀の妖精?・・・

「もうルリちゃんいきなりバカなんてひどいよ」

・・・あやまんなくちゃね

「ごめんなさい・・・妖精さん?」

・・・

・・・

あぅ?

「ルリちゃん妖精さんだって妖精さんだって」

「・・・私は妖精ではありません
 少女です」

「・・・少女さん」

・・・

「はいはい、いろいろとやることあるんで関係ない人は持ち場について」

「そうそう早く月にいってアキトを迎えにいかなくちゃね」

・・・

・・・


・・・

みんな忙しそうにでていった

今はおねえさんと僕だけ

でもおねえさんも忙しそう

・・・

・・・

・・・


むぅ


・・・

・・





トイレにいきたい



「あのっ・・・・・・」



「DNAにはいじられた様子はないけどこの量のナノマシンをいれられてDNAに影響がないはずが・・・不自然なまでに普通なDNAがあえて改造を物語っている?・・・それとも特異体質・・・体にあわせて調整された?・・・ナノマシン・・・あるいは彼を作ったのは天才ね・・・あぁもうちゃんとした研究所ならもっとわかったかもしれないけど、ここじゃこれが限界か・・・」


「あっあの!」

「それにしても興味深い。ここまでくるともうひとつの芸術ね。ひとつひとつは無駄に見えてもすべてをみるとひとつの完成品といってもいいかもしれない。互いに補い支えあい一つのことに特化してる、仮定はどうあれ機械との完全同化。自分の意志をまさにダイレクトに伝えることができる。これならばたとえ戦艦クラスであっても手足のごとくあやつれる、というより機械の完全隷従たとえIFS対応でなくともナノマシンが擬似的に電気信号を送り操作できる」

・・・

・・・


「むぅ」

もう我慢できない・・・

かってにでてったら怒られるよね

うん

置手紙?

でも紙がない

でも

でも


「あぅあのちょっとトイレいってきます・・・
 ・・・すぐにもどってきますから
 いいですか?」

「これがもし・・・完全に理解できたらマニュアル操作などハード面でいえばただの欠陥品ね・・・ソフト面でいえばこれであそこまでの機動ができるのは・・・完全に機体性能を熟知してなければ歩くことすらままならないはず」

声かけたからいってもいいよね?

いいよね?

うん

「扉・・・」


開け方わかんない

「あけて」

そういって扉に触れたとき扉は開いた

「・・・こういう開け方?」

まぁいいや、いってきます

・・・

・・・

・・・

「トイレって何処ですか?」

******************************************************

こっちかな・・・


あっちかな・・・


こまったときは右手を壁伝いにいけば外にでられるはず


・・・


ついた

・・・


格納庫?

・・・

ていうか外にいきたいんじゃない


トイレだよぉ

うわぁん

後ろから・・・声?

「格納庫はこっちだけどあなたの機体は・・・」

「頭部が脱出艇になっているのでそれで・・・
 どちらにせよここからにげなくてはいけないので」

だれかきた

だれかきた

わぁぁん

隠れるとこ

隠れるとこ

むぅ

怒られる?

おこられる?


あっ

ここテツジンの頭部なら


・・・

「あけてあけて」

そういってさわったらさっきの扉みたいに開いた

ここならみつかりっこない

・・・

・・・



「どうやら無事なようです。これで脱出します」

・・・

・・・


はいってきたぁ?

逆効果?イレギュラー?なんてジョーカー?想定の範囲外?


「いきます」

どこへ?


・・・


「うわぁん」

「きゃっ」

「誰かいるの?」

「なっ?」



・・・てへ声だしちゃった

・・・ていうか

ソッコーばれたぁ

こういうときは

こういうときは

「にゃぁ」

これで「なんだネコか」っていう風になって解決のはず



「何者だ」


ドン

「にゃーにゃー」

押さえつけられた

いたいいたい

「子供?」

ゆるんだ?

ねじかえせる

「このっ「やめてっ・・・カイト君?何でここに?」

静止の声とっさに動きが止まる

「なんでぇ?はやくおろさないと」

どいてくれた・・・たたきつけられた腕がいたい

あとちょびっとでた

「くっだめです、追っ手が・・・このままいきます」

・・・だからどこへ

ねがわくば是非ともトイレによっていただきたい

むぅ涙が・・・

「痛かった?もう大丈夫だからね」

あぅゆすらないでぇ

ゆすらないでぇ・・・


うわぁんトイレー


******************************************************
あとがき

初めましてこんにちはお久しぶり

ていうか・・・なんだこれ


ていうかほんとに話が進まない

これでTVシリーズ15話がおわり

彼には木星のほうにいってもらいます

そのほうがいろいろ書きやすいし

白衣のあの人にも一度くらいあってもらわないと

・・・あの人木連の人ですよね?

手元の資料じゃよくわかんなくて

とりあえずこのSSではそういう設定にしときます

あとイネスさんの長ゼリフ

なんとなくそれっぽいことかいてありますが

別に知識があるわけでもないので薄っぺらいセリフですが

どうか例によって最大解釈の方向で・・・

おまけ

カイト君スタンプ・・・犬と猫を回収したわけですが

きっといろいろな動物になってくれるでしょう

みんなコンプリート目指してがんばってね



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