02.おはようございます?




「と、いうわけでアキトを迎えに月にいきます」

と高らかに艦長はいってますけど

なにがというわけなのかはおいといて

ナデシコは月にいくみたい

よく許可でたものね

そのへんはネルガルの人がいろいろ知ってるみたいだけど

私少女なんでわかりません

そういえば回収したエステとか敵機動兵器とか

・・・ちゃんとおぼえてるのかな

「アキト〜待っててね。あなたのユリカが迎えに・・・
 そしたらアキトはぁ・・・
 そんなぁアキトったら大胆」

いやんいやんて艦長完全に忘れてますね

「艦長カザマさんと敵機動兵器はどうしましょう?」

「・・・ほえ?・・・あぁ!そっそうね
 えっと今どんな感じ?」

ウリバタケさんからの報告だと

「アサルトピットが歪んでてフレームから排出できないようなので
装甲を強制除去になるらしく今やってます」

「ん〜確かエステって一台余ってたよね?」


余ってたって言うより・・・
一応アオイさんのってことになってるのが一台

まいっかどうせ使わなそうだし

「はい。ひとつ、つかってないのが」

ちょうどアオイさんもいないし

「じゃあ問題ないね。うん」

「そうですね」

アオイさんがなんでいないかというと

回収されたカザマさんの救出に立ち会うため格納庫にいってます

なんでも「それも副長の務め」だとかで

まぁなんにしても

「律儀な人」


「ルリルリなんか言った?」


「別に」



*****************************************************
<格納庫>



「あぁあぁフレームガタガタだよ」

「バカやろうさっさと装甲引っぺがしてパイロット救出すんぞ」

「はっ班長。うぃっす」

ったく

でもまぁほんとにボロボロだな

パイロットは無事ってんだから

ほんとよかった


「班長アサルトピッド回収できました」


向こうで呼んでるしいくか

「おう。んじゃ奇跡の生還を果たした姫さんの顔でも拝むとするか」

はははははなんて笑いながらあけてみたものの

え〜っと・・・誰?

「班長?これ・・・」

あれ確かイツキカザマって女の子が乗ってたはずなんだけど

縮んだ?

いやいやていうか

別人が眠りこけてて

・・・あれ?


「ゆめがっあすをよんでいる〜♪」

・・・

げきがんがー?



「って誰だ?ゲキガンガーなんか聞いてんの?」

「ちっ違いますこん中っからっすよ」

ていいながらゲキガンガーもどきを指差す整備員


「んなわけねぇだろ。無人兵器だぞ」

ガシャ

ゲキガンもどきの頭部が開き

・・・コックピット?


「おいおいどうしろってんだ」

エステあけりゃなかには子供がいるし

無人兵器のはずがコックピットあるわ

「かなしみのさけびされっつごーぱっしょん〜♪」

・・・とりあえずそれをとめろ

「パイロットの具合はどう?」

って説明おばさんと副長と副操舵士・・・副提督?


・・・説明中・・・


というわけで

こっちのイツキカザマ?(仮)のほうは

説明おばさんと副操舵士さんにまかすとして

俺たち整備班は潜入したとみられる敵パイロットのほうをなんとかしないとな

「ナデシコの治安は俺たちで守る」
「「「おぉ〜」」」


******************************************************

「でどういうことなのこれ?」

「これがイツキカザマなの?」

エリナさんがまくし立てるようにいってるけど

「断言はできないけど多分違うわ
髪の色、性別、顔つき違うし
簡易的にだけどDNA検査でも違うとでてるし
ボソンジャンプの影響でこうなったという可能性もないとは
言い切れないけど」

「じゃあこれは誰なのよ?」

「さぁ?」

シュッ

扉が開いてパイロットの皆さんが入ってくる

「新入りの具合はどうだ?」

「だいぶエステ壊れてたけど大丈夫〜」

「しっぽが3つ踊ってる、尾、3、舞・・・お見舞い・・・」

・・・

「で具合どんな感じ?」

何事もなかったように流す会長さん・・・サスガね


「・・・どんな感じといわれれば。きわめて健康体ね、けど・・・」

「けどってなんだよ、おい新入りは無事なんだろ」

「けどカレがイツキカザマかどうかはわからないわ」


******************************************************



「は?」



われながらものすごい声を出してた気がするけど

この説明おばさんは何をイッテル?

とりあえず無事なんだろ

とベットの上の新入りの様子を見ようとベットを覗く

「おいしん・・・新入り?」


そこには


見たこともない少年?が寝ていた

多分男だとおもうがなんとも中性的な顔立ちの子供が

・・・


「は?」


またしてものすごい声だした気がする

「なにこれ、あのワープみたいなのに巻き込まれたせい?」

ヒカルがなんかいってるが頭にはいってこない

「100%ではないけど違うと私は思ってるわ」


「え〜じゃあこれ誰なわけ〜?」

・・・

「そっそうだよ、これが新入りじゃなければ
 誰なんだよ?」

「まぁ詳しい検査はカレが目覚めてからということになるのだけど・・・」

「カレ目覚ましそうよ」

いつになくまじめな声でイツキが言う

・・・!

その言葉の意味を理解したところで

ベットのほうを向く

確かになんか今にも起きそうな感じに動いてる

モゾモゾ

「・・・あぅ?・・・」

なんかあたりをきょろきょろし俺と目が合う

そしてかわいくにっこり首かしげながら

「あっおはようございます?」

となんともかわいらしいしたったらずな声でいう

「・・・おっおはよう」

それしかいえなかったが・・・しょうがないと思う



あとがき

というわけで第2話「おはようございます?」です

カイト君出番すくないなぁ

なんかカイト君の精神年齢が低い感じしますが

桜的カイト君は8:2でぽややん:シリアスなので

前回のできる男カイトはなりを潜め

ぽややんな癒し系になっていきます

あととりあえずTVシリーズを見てくださってるだろうこと

を前提にかいてるので多少描写不足な感じですが

そこはまた皆様で補填なさってください

かかれてないとこで九十九イベントはちゃくちゃくとおこってますので

なんかすいませんがこれにて

また次回おあいできますよう



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