01.ナデシコ |
「ボクの・・・ボクの名前はカイト」 「新入りーーーーー!!!!!」 聞こえてくる声を無視するようにカイトは考える (分かってることは少ない。自分がカイトと呼ばれるもので、なぜかは分からないけど、ここに・・・エステバリスのコックピットに・・・跳んできた。) 「おい!返事しろよ新入りーーー!!」 (情報・・・というか分かってることが少なすぎる。この声の主と接触していいものか?) 「くそっ!ナデシコそっちからはなんかわかんねぇのか!?」 ・・・ 「・・・ナデ・・・シコ?」 ****************************************************** 「ルリちゃん、カザマ機の反応は?」 青い髪の女性が少女に問い掛ける 「コミュニュケの反応はありません」 「・・・ですがが生命反応を確認。リョーコさんの通信もエステバリス経由で受信してるはずですが」 少女の答えにそれを聞いた人たちは安堵の表情を浮かべる 「!!カザマ機再起動!?」 少女のあせったような声にその場にいた人はモニターを見る **************************************************** 「ナデシコ・・・か。それは知ってる。総転移炉式戦艦。」 カイトは確認するかのようにつぶやく 「ナデシコに・・・いかなくちゃ・・・」 カイトは知ってるかのような手際のよさでコンソールに手を乗せる それに答えるようにカイトの乗るエステバリスは立ち上がる 「新入り!?無事なのか?」 「カザマさん、一度ナデシコに戻ってください」 (戻るのはいいとしてどう説明したものか) ナデシコに向かおうとするカイトのエステバリスの前に 光が集まる 「ちっ」 「くそっよけろーーー!!新入り!」 光が収まりそこに現れた起動兵器はカイトの乗るエステバリスにコブシを振るう エステバリスはそんなに丈夫ではない あのコブシをくらえばコックピットは無事ではすまされない しかしカイトは目の前に迫る敵の攻撃に対しエステバリスに命令を送る 「全弾発射・・・目標敵機動兵器頭部」 カイトの乗るエステバリスは後退しながら機体に残っていたミサイルを発射する ずどどどどどどどどどぉぉぉん 至近距離での爆発によりカイトの機体は後ろに大きく飛ばされ離れた地面にたたきつけられる ずがしゃーーーん 後退していたこと、ミサイルを撃った反動、ミサイルを撃ったことによる重量の減少、そして爆風によりエステバリスに敵のコブシがあたることなく 爆風やたたきつけられた衝撃により無傷とはいえないが エステバリスは無事だった コックピット内では警報が鳴り響き エラーをつげるウィンドウでうめつくされた 「くっ・・・けっこうきついか」 カイトはうめくようにつぶやく 「ザザ・・カザ・・ぶじ・・ザザで・・」 「エス・・・ザザ回収・むか・ザザ」 「おーーザザ・・い!しんい・・・無事・・」 さきほどまで鮮明に聞こえていた声に雑音が入り消える 計器やモニターにノイズが走り消え エラーメッセージだらけのウィンドウ 警報も消えていく 最後にのこっていたモニターには 青のエステバリスがテツジンを追い詰めているのが見えた (だかかえって都合がいい。これであれは戦闘不能になったろうし。この機体を見捨ててどこかにいくこともない。ナデシコが機体ごと回収してくれるだろう。どうやって接触をはかるか考えていたがこのまま回収されたほうが容易に入り込めるだろう) そう考えカイトは意識を失う あとがき はいどうも桜です。 というわけで1話ができたわけですが 短い?でも 戦闘シーンってむずかしい 前回の話とのつなぎってむずかしい 今はこれで精一杯(るぱぁ〜ん さて次回はナデシコの面々との接触なわけですが これから跳んでいったアキト君を回収しにいきわけですが そんな状況で負傷兵を回収するものなのか? まぁそのへんはご都合主義+みなさまの最大解釈にお任せするとします そんな感じで次回でまたお会いできること祈ってます では |
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