火星、ネルガル研究所




「ん・・・・・・」


 ホシノ・ルリは目を覚ます。

 まず最初に目に付くのは真っ白な天井だった。
 起き上がって、辺りを見回す。
 こんどは白い壁が目に付いた。

 家具の類は、自分が今まで寝ていたベッドと小さな棚があるくらいで、壁や天井の白さがとても目立つ。


 すごく、白い部屋だ。

 そこは、ルリの部屋だ。


 部屋にはその人の性格が現われると言うが、それが本当なら、ここはまさに自分らしい部屋だとルリは考える。

 何もない、真っ白な部屋・・・人間らしさの欠如した部屋だ。




 その時、ふと考えた事。


(カイトさんはどんな部屋に住んでいるのかな?)










機械仕掛けのナイト

プロローグ

その5:騎士の部屋










「突然ですが、カイトさんの部屋にお邪魔してもいいですか?」

「ホントに突然だね」


 廊下のベンチに腰掛けて、自販機で買ったジャンクフードをお昼に食べる一組の少年少女・・・・・・ここしばらく、すっかりおなじみとなった光景である。

 少女――ルリの隣で、少年――カイトが訝しげな顔をしていた。


「ひょっとして、何か企んでる?」

「・・・・・・・・・」


 ルリもカイトにだけは言われたくなかったに違いない。


「まさか・・・逢引♪」

「違います」

「じゃあ、部屋の場所覚えておいて後で夜這い」


 すい―――


 ルリが半眼で睨んだ。


「でもどっちかというと夜這いはされるよりするほうが好み・・・て、まあ冗談はさておき・・・」


 ルリの視線がやばいくらいに冷たくなっているのを感じたためか、冗談を切り上げて、しばし考えるそぶりをするカイト。


「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜」


 その数秒ほどの考えるしぐさの後、その幼い顔ににやりと笑みを浮かべた。


「ところでルリちゃんっていつもここでジャンクフードを食べてるけどさ」


いきなりの話題転換、ルリは少し身構えた。
ここから何か突拍子もない言動が飛ぶor突拍子もない行動が始まるに違いないからだ。


「たまには食堂でご飯食べない?味気ないでしょ、体にも悪いだろうし」

「そんなことはありません」


 カイトのお誘いを一言であっさりと切り捨てるルリ。
 ルリは普通のご飯が苦手だったからだ。


「じゃあ、賭けない?負けた方が勝った方の言うことをひとつだけ聞いてあげるって事でどう?」


 ほら来た。

 自分の部屋をエサにルリを食堂に連れて行く気のようだ。
 多少強引だが、ジャンクフードばかり食べているルリの健康を気遣っていると取れなくもない。

 そう考えると、


(ちょっとうれしいかも)


思わず、それもごく自然に、そう思ってしまうルリだった。


「勝負の種目は、電子戦だ」

「受けます」


そう答え、二人はノートパソコンを立ち上げる。
こうして二人の勝負が始まった。








「♪、♪〜〜♪」

「・・・・・・・・・」


 カイトがリラックスしまくって片手でキーボードを操作し、ルリは真剣な顔で勝負に臨んでいる。
 片手しか使っていないという所にカイトの余裕がうかがえる。

 確かに、カイトは左手にしか、オペレーション用のIFSをつけていないが、実はこのオペレーション用というのは、正確にはオペレーションに『特化した』IFSであって、カイトの右手の普通のIFS(主にパイロットが用いるため、パイロット用と呼称してオペレーション用と区別する)でもパソコンを操ることは可能なのだ。

 しかし驚くべきことはカイトの能力であろう。
 ルリの両手に対してカイトは片手、普通ならその演算能力には倍近い差があるはずなのだがこの余裕。

 ナノマシンとの親和性が高いためか、IFSの使い方が恐ろしくうまい。




 顔には出さないが、ルリは内心焦っていた。
 自分は演算能力を高めるために様々な実験を受けてきたわけである。
 それを簡単に負けてしまったら、今までの実験の日々が、まったく無意味になってしまうからだ。(例え、その実験を嫌っていても・・・である)

 一度カイトに負けているからこそ、今度は負けられなかった。

 しかしその時、あせるルリの頭の中に、カイトの思考が流れ込んできた。

 IFSは、考えるだけで機械を動かすシステムであるわけだから、IFS使用中に、ぼ〜〜っとしてたり、ほかの事を考えてたりすると、その内容が機械にも反映されてしまう。
 現在、同じIFSを用いてカイトパソコンに接続しているために、カイトのIFSの誤作動がルリに通じてしまい、こうした現象が起こるのだ。


 そして今、そのときルリの頭に伝わったカイトの考えとは、



『これに勝ったら膝枕じゃ〜〜〜♪』



 などというものだった。



「カ、カイトさん?食事ではなかったんですか?」


 ルリは、彼女にしては珍しくうろたえながら詰問した。
 これに負けたほうが勝ったほうの言うことをひとつだけ聞くことになっている。

 ひとつだけ。


 カイトは一瞬「あ、しまった」という顔をしたが(気をつけていればこの現象は起こらないからだ)、すぐに、にやりと笑ってびしりと右手の人差し指を突きつけて言った。


「僕の願いは『ふたつ言うことを聞いて欲しい』だ!!」

「・・・・・・・・・」


 むちゃくちゃ我侭なセリフだった。
 まるで子供だ。

 呆れのあまり焦りなんか、一瞬で一気に吹っ飛んだ。

 ルリ、本気モード発動

 ルリの体内のナノマシンが活性化、発光して、その光がイルミネーションの如く、瞳の中を駆け抜けていく。


「ありゃ?」


 カイトがいぶかしげな顔をしたその瞬間!


 ピ―――――ガシャン


「げっ!」


 カイトのパソコンがクラッシュする。
 ルリがカイトのパソコンのハッキングに成功したのだ。
 ルリの底力がナノマシンの活性を促し、驚異的な演算スピードを可能としたのである!!


 『膝枕が嫌で、火事場の馬鹿力を発揮した』


 そう書くと、なんだかすごく情けないものがあるが・・・とにかくルリの勝利である。


「しかたない、言うことをひとつだけ聞こうか」

「聞くだけというのはなしです」

「・・・・・・ちっ」


 なんとなくカイトの思考パターンが読めてきたルリだった。


















「穴ですね・・・」

「穴だねえ・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」


 ルリがカイトの案内でカイトの部屋に向かって歩き、そこにたどり着いたとき、繰り広げられた会話がこれだった。


 ここは5分ほど歩き、カイトが「さあ、ついたよ」と立ち止まった廊下、

 そこに確かに『穴』があった。

 壁に穴が開いていた・・・・・・それはもうぽっかりでっけえ穴が、部屋と廊下を区切る壁を見事にぶち抜いていた。

 そこは、前回カイトが花火作りに失敗して爆破した壁であった。


「ここ・・・だったんですか・・・カイトさんの部屋」

「ここだよ」

「・・・・・・」


 無茶苦茶呆れたが、とりあえず中に入れてもらうために崩れた壁の部屋の扉の前に立つルリ。
 そのままカイトが扉を開けてくれるのを待つ。

 しかし、


「違う違う、ルリちゃんこっち」


 カイトはその向かい側の扉を開けて手招きしてきた。
 ルリは当惑した。
 そして壁に開いた穴を指差して尋ねる。


「こちら側じゃないんですか?」

「そっちは研究員ジャクさん(48歳)の部屋、僕の部屋はこっち」



 妙だ。ルリはてっきり壁が崩れている部屋がカイトの部屋だと思ったのだが・・・
 カイトもルリの言いたい事はわかってるのか、はっはっはと笑いながら・・・


「馬鹿だなあルリちゃん・・・爆発するようなそんな危険なこと、
自分の部屋でするわけないじゃないか!


 そんな外道な事をのたまった。


「ちなみに初めて会った時に爆発したのがトンプソンさん(53歳)の部屋だね、次はハラシマさん(28歳)の部屋を使う予定――」

(そういえば、初めてあったときも壁を爆破してましたね)


 ルリは自分の目の前にいる少年が、いかに非常識な人間か、再認識しながらカイトの部屋へと続いた。












 カイトの部屋は、結構すっきりしていた。  

 ルリの部屋とは違い、様々な家具、荷物が置かれているが散らかっているという印象は受けない。よく整理整頓されている。

 意外に几帳面な性格なのだろうか。

 カイトの方を見ると、部屋の隅にあるキャビネットを開けて、なにやらごそごそとしていた。

そのとき、ルリは、部屋の中央に鎮座している背の低い机の上に一冊の本が置いてあるの気がついた。


表に『日記帳』と書いてある。



 テーブルの上で、危ういバランスを保っていたそれは、しかしルリが部屋に座った拍子に、床に落ちた。
 パラリとページがめくれあがったその中身は・・・



きょたうもるたりたたちゃんといったしたょにおたひるをたとたるた。じたたゃんくふたーどばたかりただとあじたけたないのでたこんたどしたょくどうたにさそたってみよたう。

                              たぬき





何故か暗号化されていた
しかも『た』抜きで



「? ? ?」




 次に、ベッドの端に、ぺしゃんこにつぶれたきぐるみが掛かっていた。
 広げてみると、それはハンバーガー―――いつもルリが自販機で買っているのと同じ―――の形をしたでっかい着ぐるみだった。

 そのきぐるみにはこう書いてあった。



『僕を食べて』




「? ? ?」


 ルリは、何故か寒気を覚えた。




 その隣にもうひとつきぐるみがあった。
 広げるとそれは、自販機のように見えた。

 ベッドの下には何故かトラバサミがあった。

 机の下には何故か三節紺やヌンチャクがあった。


 一見整理された部屋のように見えるが、なんか理解不能な物体が、あちこちに置かれている。

 まるで魔界だ。




 そもそもルリがカイトの部屋に興味を持ったのは、カイト自身に興味があるからである。
 唯一の友達ともいえるカイトのことを知りたいと思ったからである。

 しかし訪ねた友達の部屋は魔界。
 ルリの胸中、推して知るべし。


「だから見せたくなかったんだけどなあ」


 キャビネットを探っていたカイトがぼやく。
 確かに人に見せられるような部屋ではない。


「ちなみにこれが花火、やる?」


 カイトは、手に筒状のものを持っていた。
 さっきまで探っていたのはこれだったらしい。

 ・・・ルリはその花火の誤爆(?)を2度も見ている。
 だから当然、安全性の確認はする。


「安全の保障はあるんですか?」

「大丈夫大丈夫!ちゃんと繰り返し実験はしたから!」


 だが前回の爆発を考えるとその信憑性はきわめて低い。

 それに、例え安全でも、カイトの性格を考える限り、何らかの悪戯が仕掛けてある可能性がある。

 ちらりとカイトの手の中にある花火を盗み見ると、花火にマジックで文字が書いてあるのがわかった。






閃光花火





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・遠慮しておきます」

「ぐ・・・」


 カイトは心底残念そうだった。




「・・・普段からこんな事をしているんですか?」

「まあね、新しい知識を仕入れるかその知識を使ってみるか、そしてルリちゃんと話すか・・・実験以外の時間は割りと好きなように使えるからね」

「実験・・・・・・あの、カイトさん」


 実験という単語を聞いた途端、ルリの頭に不安がよぎった。
 やはりカイトもなんらかの実験を受けているという事を、今のセリフで確信した。


「カイトさんは・・・大丈夫なんですか?」

「あちゃ〜〜〜」


 カイトがしまったという顔をする。ルリは問い詰めるかのようにじっとカイトの目を見つめた。
 カイトもその目を見返し、言った。


「大丈夫って言ったら納得してくれる?」

「・・・・・・・・・」


 もちろん納得できるわけがなかった。ルリだって大丈夫ではなかったからだ。
 自分をモノであるかのように扱う研究者たちの目、カイトも同じ視線に晒されているのはまず間違いない。
 それに、以前カイトが一度だけ見せた、あの冷たい視線の事もある。



 大丈夫なわけがない



 では、何故カイトは笑っていられるのだろう?


「それでは、ひとつだけ教えてください・・・・・・どうして・・・笑っていられるんですか?」

「ん〜〜〜〜」


 カイトは数秒の間、虚空を眺め、そしてルリの目をじっと見つめた。


「決めたから・・・かな」

「?」

「笑っていようって、そう・・・決めたから」

「よくわかりません」

「こうして、ルリちゃんと会って、話しているのが楽しいって事だよ、笑わなきゃ損じゃないか」


 そしてまた笑うカイト。
 とりようによっては、すごく恥ずかしいセリフを言ったようだが、カイトに照れた様子は全くない。


「・・・・・・?」





 やはり、ルリにはよくわからなかったが・・・

















 地球、ネルガル本社



「会長―――」


 一人の女性が会長室というプレートのかかった部屋をノックした。
 その女性はピシッとスーツを着こなし、いかにも「私は実力者」と自己主張しているように見える。


「ああ――エリナ君か、どうぞ」


 対して、ドアの向こうから返って来た男の声は緊張感の欠けた軽いものだった。

 女性――エリナという名前らしい――は、中に入り、目の前のデスクに座っている男に一礼した。

 背後の窓からの逆光で、相手の男の顔を見ることができないが先ほどの声を聞く限りでは意外にも若そうだ。


「ふ〜〜やっと引継ぎが終わったねえ・・・」

「ご苦労様です・・・『新』会長、ところで・・・」


 エリナは『会長』の机に十数枚に渡る書類を置いていく


「我が社の『前』会長殺害事件に関する資料をお持ちしました」

「―――やっぱり六月のあの事件と関係があったか」

「はい、前会長の頭蓋から発見された弾丸と、六月の事件で発見された弾丸の線状痕が一致しました」

「ごくろうさん。火星の方はどうなってる?」

「『ホシノ・ルリ』に関してですが、やはり彼女は前会長の興したプロジェクトの要として育てられていたようです」

「まっ、親父は『あの計画』に関しては僕にも教えてくれなかったからね、まあ人体改造は違法だからねえ・・・・・・それで彼の方はどうなってるんだい?」

「彼?・・・・・・・・・あっ、『塊人』に関しては・・・その・・・」


 ここでエリナが言いよどむ。


「その・・・ホシノ・ルリを口説いているとの報告が・・・」

「ぷっ・・・あっはっはっはっはっはっは!!!」


 その瞬間、『会長』が思いっきり吹きだした。机をバンバンと叩き、体を震わせながら大笑いしている


「ちょっ!・・・会長!?」


 たまらずエリナは怒鳴りつけた。目の前の、この会社で一番のお偉いさんに向かって。
 しかし、『会長』は気分を害した様子もなく、ようやく笑いのツボから抜け出ると、いまだ震えている身を起こした。


「くくっ、いや〜〜〜なんか彼は好きになれそうだね、いいよ彼、ホントに、くくく・・・」

「笑い事じゃないわよ!計画の要に得体の知れない男が近づくなんて――――」

「わかってないね、エリナ君は、実験体にだって普通の人間らしい出会いは必要さ・・・親父はそこんとこがわかってなかったからね、ああゆうのは恨みを買うよ?だからこそ殺されたのさ、親父は」

「・・・・・・会長、不穏当な発言は控えてください」

「まっ、親父は嫌いだったけど真実は知りたいからねえ、一体誰が親父を殺したのか」


 『会長』はクックと笑いながら自身の机に置かれた報告書、その一枚に貼られている顔写真に目を落とした。

 その写真には、紫色の髪をした少年が写っていた。


「第一容疑者は彼です。それはわかって―――」

「もちろん、わかっているさ」


 『会長』はにやりと口元を歪めた。


「でも彼がネルガルにもたらした利益は大きい。ネルガルが火星で発見した『チューリップ』という物体・・・」


            ・

            ・

            ・

            ・

            ・

            ・

「彼がいなければチューリップの解析はもちろん、あれが古代の遺物であることすらわからなかっただろうからね」




















 再び火星の研究所



「で、今日もデータとり?」


 チューリップと呼ばれた巨大な物体のある部屋に、カイトは居た。


「そうだ・・・いつも通り、お前にチューリップに触れてもらい、そこからデータを採集する・・・なにしろお前が触れんことにはチューリップは動かんからな・・・」


 カイトの質問に答えたのは、白衣を着た研究者。


「そっ」


 軽く研究者の言葉を受けるカイト、しかし、その顔からは、ありとあらゆる表情が消えうせていた。
 人間らしい温かみのある感情を全て排除したような冷たい容貌(かお)。

 氷のような瞳がそこにあった。




「では始めろ」

「ん」


 促されて、カイトはゆっくりとチューリップに近づいた。
 チューリップの側にも、10人近くの研究者達が機材とともに待機していた。

 それだけではない。
 この部屋から、ガラスで仕切られた別の部屋からも、10人以上の研究者たちが、チューリップを監視していた。

 どうやら、このチューリップと呼ばれる物体は、とても重要なものらしい。







 キイイイイイイイイン  キイイイイイイン キイン


「くあっ」


 カイトがチューリップに触れる・・・耳鳴りと頭痛で顔を僅かに歪めたが、かまわず触れ続ける。
 周りの研究者たちはさめた目でその様子を眺めていた。



 やがて、チューリップに変化が起こった。

 ピーナッツのような形をした先端が割れて、ゆっくりと・・・

 ゆっくりと・・・

 まるで花弁のようにチューリップの先端が開いていった。
 その形は、まさに『チューリップ』のように見える。

 そして開いた先端の内側には無限の空間が広がっていた。
 異空間・・・・・・である。

 チューリップとは異空間へ続くゲートのようなものだったらしい。




 その時になってカイトはようやく手を離す。
 額には脂汗が流れ、体がひどく痙攣していた。

 だが、研究者達は、そんなカイトを気遣うことなく、
 それぞれ思い思いに、チューリップの開ききった中身を観測したり、チューリップの対表面にセンサーを取り付けたりして調べている。


「ふふ、チューリップ・・・それ自体に未知のナノマシンを含む異空間へのゲート・・・そしてそれとリンクする塊人・・・いい拾い物をしたものだな」

「特にナノマシンの発見はよかったな、おかげでホシノ・ルリの性能が大幅に上がったよ」

「まったくだ」




 笑みさえ浮かべてデータを取り続ける研究者達・・・
 彼らがカイトを見る目つきは、まさにモルモットに対するそれと同じだった。





 そして、それを受けるカイトの瞳も、より深く、より冷たく―――









 <つづく>












 あとがき


 IFSは考えたとおりに機械を動かすから、例えば車に乗った人が目の前にものすごく嫌いなやつが横切った場合、間違えてアクセル入れてしまうんじゃないかと思ったのが今回と第3話のネタを思いついたきっかけです。

 しかし、前半の能天気さが嘘のように、ラストが嫌な話になってしまった。
 おかしいな、ラストのエピソードは予定になかったというのに書いてくうちにこうなってしまった。
 暗い話苦手なのに・・・(泣)

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