プロローグ

僕はカイト。
今日これからネルガルの新造戦艦ナデシコにパイロットとしてスカウトされた。
もともとその予定で僕は遺伝子改造された。
好き好んで改造なんてされたくないけど
されちゃったんだからしかたない。
別に不便じゃないし役に立つときもあるから嫌いじゃないしね。
ここで一応僕のプロフィールを紹介しておこうかな。

本名　カザマ＝カイト

年齢　13歳

身長　153cm

体重　42�s

職業　今日からナデシコ専属パイロット

好きな食べ物　蕎麦、サラダ

嫌いな食べ物　なす（何故かは後でわかると思う）

趣味/特技　料理/格闘技、剣技

資格　マシンチャイルド、工学電子学

癖　抱き癖

好きな女性のタイプ　？

以上が僕のプロフィールなんだけど最後の二つの癖と
好きな女性のタイプって関係あるのかな？
それと姓は義理の親の姓からもらったものだ。
そろそろ時間かな？
「じゃあ、行ってきます」
返事が返ってこない研究所に別れを告げて僕はナデシコへと向かった。

確かにいい思い出はないが仮にも生まれてから13年間お世話になった家だこれくらい言ってもばちは当たらないだろう。

現在午前2時さすがに少し眠い。

何でも騒がれないようにするためにこの時間帯を選んだとか・・・・・・・でもやっぱりきついよな〜。

あれ？あの人もナデシコに乗る人なのかな？こんな時間にここにいるんだもん・・・・・中華鍋さげてるしコックさんかな・・・・・・・

「あ、危ないですよ！」

しかし彼の耳には届いていなかったようだ自分の世界に入りっぱなし

「逃げてて何がいけないんだ！怖いものは怖いんだ！」

そんな事を言いながら後ろから来た車にはねられたのかな？転んでいた。

「コ・コラー！あ？！」

―ガッシャーンー

「あ〜あ、だからあぶないっていったのに〜」

コックらしきお兄さんは下着や洋服をかぶって情けない格好になっていた。

「な、何で俺だけ〜」

その言葉が情けなさに更に拍車をかける。

「すいません！すいません！」

車の中から若い男女二人が出てくる。二人ともネルガルのマークがついた制服を着ている。

「ホントにすいません！」

「え？」

自分が謝られているのに気づかないご様子・・・・・・・思いっ切り？マークをうかべてる。

「お怪我・・・・ありませんでしたか?」

そのあと僕も見ていたので片づけを手伝う事にする。

「ごめんなさい。片づけまで手伝ってもらっちゃって・・・・僕にも・・・・」

何故か自分で片付けずに僕とぶつかったお兄さんが片付けている。

「大体あんた達片付けるのが下手すぎるんだよ・・・・・」

手際よくお兄さんが散らばったものを片付けていく、すると何かに気づいたように手元を見る。

「あっ！いやこれは！・・・・・・」

パンツを持っていたせいか顔が赤くなり動揺しまくっている。

「わーーーーーーー！ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

「あのぉ・・・ぶしつけな質問で申し訳ありませんが」

「え！？」

「あなたどこかでお会いしませんでしたか?」

「へ？」

「なんかそんな気がするんですけど・・・・・・」

「いや俺は別にそんな気しないけど・・・・・・」

「そうですか」

「ユリカぁ」

待ちきれなくなったのか後ろで片づけをしていた軍服のお兄さんが呼ぶ。

そうするとお姉さんがカバンを閉めて軍人らしくこう言った。

「ご協力感謝します！では。じゃあね、僕！」

なんか僕だけ子ども扱いだよ・・・・・・確かに子供だけどさ・・・・・・。

ん？

「あの人、結局忘れ物していきましたよ」

「どれどれ」

僕が指をさすとお兄さんも見る。どうやら写真のようだ。

「あ、ホントだ。まったくも〜・・・・・え？！」

「どうしたんですか？」

「これ俺じゃねぇか・・・・・なんで俺が？・・・・・・はっ！」

何かを思い出したように立ち上がり自転車に飛び乗る。もうすでに僕の事知りませんって感じ？

彼は一目散に車を追いかけに行った。

あとがき

なかなか中途半端なところでプロローグ終了。

今回初投稿です。全てにおいて初です！

おいかがでしたでしょうか？

次回はメインキャラが出てきますので会話は楽しくなると思います。もちろん戦闘もします。

ゲストは次回からって事で・・・・・・ちなみに物語はＴＶ版に倣っていきますのでよろしくお願い申し上げます。