The
tenber wind
no1
突然ですが、ルリです。
私は今、人間開発センターという名前の、いかにも怪しげな施設にいます。
なにをする施設かっていうと、情報処理に特化した人を作ったりする所です。
では、私は何故そんな所にいるのでしょう?
当てて見てください。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
時間です。
残念でした、時間以内に答えられなかったので、秘密です。
なんて嘘です。
答えは私がモルモットだからでした。
なんでモルモットか?ですか?
それは私が生れる時に遺伝子操作を受けたからです。
今はもう遺伝子操作なんてありませんが、昔は幾らかあったみたいです。
まぁ詳しくは分かりません。
それで、珍しいからなんてことで7年くらい前にこの施設に引き取られたわけです。
それからナノマシン処理を受けて、情報処理に特化した人になったってわけ。
まぁ情報処理に特化した、なんて言ってますが、簡単な話、コンピューターと仲良くなれるわけです。
今、自分で言って思いましたが、7年って案外長くこの施設にいたもんです。
実感わきませんが。
実は私、ここに来る前の記憶が無いもので、その所為かもしれませんね。
この施設に来てからの、私の一日のスケジュールといえば、朝起きてまず朝食を摂り、実験、昼食、実験、夕食、自由、そして布団に入ります。
もちろんあいだに休憩もありますが、私はたいていお散歩をしています。
そんなんで今もそのお散歩の途中です。
今日は星空がきれいです。
そう思いながら散歩を続けていると、ぼーっと上を向いてベンチに座っている人がいました。
なにやら空を見ているようです、暇なんですかね?
男性のようです、二十歳くらいでしょうか?ここの施設では珍しいですね、今までそのくらいの人はあまりあったことありません、ここの施設、たいていおじさんばかりですから。
なんて考えていると、
「こんばんは、散歩中かい?」
なんていきなり声をかけられてしまいました。
まぁ一応、礼儀ですので返事をすることにします。
「そんなとこです。ところで、何かご用ですか?」
「ああ、ちょっと挨拶を済ませておこうと思ってね。」
「あいさつ、ですか?」
「そ、明日から ここで働くことになってね、子供は僕たちぐらいなものみたいだから、仲良くなれたらと思って。」
なんて言ってます、さっきも言いましたが、確かにこの施設内はおじさんばかりで、子供はあまり見たことありません。
「という訳で僕の名前はアイハラ カイト、よろしくね、ホシノ ルリさん。」
「はぁ」
「それじゃ今日はもう遅いからまた明日ね。」
そう言うと走って行っちゃいました。なんなんだったんでしょね?仲良くなろうって言ってましたが。
友達になろうってことでしょうか?
こんな施設なんで友達なんていないものですから実感わきません。
とかなんとか考えてるうちに、もう遅くなっちゃいましたました、そろそろ部屋に戻りましょうか。
今日はあまりお散歩できませんでしたね、
さて、私の部屋につきました、ここの施設の人達は、やたら仕事熱心な人ばっかりで、みんな仕事場にいてここはかなり静かです。
皆さん労働基準法って知ってるんでしょうか?
後やることといえば、お風呂にはもう入ったので後は日記を書いて、歯を磨いて、着替えて寝るだけです。とか言ってるうちに終わりました。
早すぎだっていうつっこみはなしです。
もうやることももうありませんし。
それじゃあおやすみなさい。
kazuによるあとがきのコーナー
さーて、出来ました第一話、やたら短いです。
しかも会話なんて3、4回だけ、次回はこんなことになることがあるだろうか、いやない、反語。
ということですんで次回も読んでやってください。
又、kazuは様々な方のssを読み影響を受けているために
似ている文が多数あるかもしれませんが、そこは孫を見る目で
おおめに見てやって下さい。
あとがきも短いkazuでした。
人物について
アイハラ カイト:サターン版、The brank of 3yearsの主人公であるカイトに、オリ キャラである相原 戒斗をたしてみた。中身は基本的にオリジナル。
ホシノ
ルリ
:この話ののヒロインになるはずの人、中身は本編のルリのまま、しかし 私の執筆力の無さのため、本人なりには近ずけているのだが、しゃべりかたなどは違うかもしれない。
[戻る][SS小ネタBBS] ※感想メールをkazuさんへ送ろう!メールはこちら! |
<感想アンケートにご協力をお願いします> [今までの結果] |