機動戦艦ナデシコ
〜The chronicle of a bond〜



プロローグ


<西暦2195年10月1日、火星防衛ライン>

 フクベ・ジン提督率いる地球連合第一主力艦隊が木星蜥蜴と呼ばれる謎の艦隊と交戦。旗艦を敵母艦と思わしきものにぶつけ、敵の侵攻を防ぐも、敵の圧倒的な火力に壊滅状態となった。
 のちに「第一次火星会戦」と称されたこの戦闘での大敗により、地球連合は火星の放棄を決断。同時に残存艦隊に対し地球防衛を最優先事項とする通達を行い、地球への撤退を命令。だが、このことは結果として民間人の多くを火星に取り残すこととなった。また、先の戦闘の結果として敵母艦(のちに「チューリップ」と称される)が火星に落下。落下地点にあったユートピアコロニーが壊滅的な大被害を受けた。
      この日、火星は混乱の中にあった・・。

<同日、ネルガル火星研究所>

 木星蜥蜴の襲撃によって至る所から火の手が上がる中、一つの集団が通路を走っていた。
 服装からすると、この研究所の研究員だろうか。誰もが皆同じような白衣を着ている。ただ、集団の最後尾を走る、おおよそ、
この場には似つかわしくない少女を除けば・・。
 年齢は10歳ほどだろうか。白い肌に多少藤のかかった銀色の髪、そして金色の瞳が特徴的な少女である。レオタードのような服の上に、病院で着せられるような検査服を着ている。傍目から見れば美少女なのだろうが、他の大人達が必死の形相で走っているのに比べ、ただ淡々と無表情に走る様子は、どことなく人形のような印象を受ける。
 少女は名を「ホシノ・ルリ」といった。


ーあとがきー
ドーモ、Gバードと申します。
いやー、始まった・・けどほとんど進んでない・・。ま、プロローグなんで・・・急いで次を書きます(土下座)、スイマセン。
こういったものは初めてなんで、いろいろと指導、お願いします。
感想は甘口辛口、ダメ出しや質問など、なんでもよいので、どうぞよろしくお願いします。では!

ー予告ー
混乱も火星の中、彼は現れた。ただ彼女を救う、それだけのために・・。
次回、機動戦艦ナデシコ 〜The chronicle of a bond〜
第零話 『火の星の炎の中で』

??「違う!ルリちゃんは人形じゃない!!」

<補足>
木星蜥蜴襲来時に、なぜルリが火星にいたのかというと、のちにナデシコのAIとなるオモイカネとのファーストコンタクトのため、火星に出張していた、という設定です。ここでの実験のデータによって、ナデシコのオペレーティングシステムは完成へと至ることになります。だから彼女の出身はあくまで地球ですので、ご了承を。



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