あの日

何故

一緒に行かなかったのか?

後悔

懺悔

痛み

絶叫

もう二度と会えない・・・

そう思っていた

 

E,01「再開の宴」

 

 

三年ぶりの再会

彼と自分の両親の墓の前での再会

忘れるはずもない彼の顔

二度と後悔しないために・・・私は

 

 

「う、うわぁぁぁぁ!」

ルリはアキトにいい具合に腰の入ったタックルを食らい、

押し倒された

ルリはアキトの腰に手を回す

アキトはルリの肩に手を置き、ルリを自分から離そうとするがルリは首を振り、腰に回した手の力は増すばかり・・・

やがて彼女からは嗚咽を漏らす声が聞こえ・・・

アキトは・・・彼女の鳴き声が止むまでそっと抱き締めることにした

・・・・・痛いぐらいの鋭い視線を感じて冷や汗を掻いているけど

 

 

 

 

 

「・・・なんで」

ルリは顔を上げ

『なんで、生きているんですか?』

と聞こうとした、けどルリは首を振り、

「・・・いえ、いいです。貴方が生きていてくれれば」

そう聞かされたアキトは微笑み、

「ありがとう、ルリちゃん」

礼を言う

三年ぶりのその微笑み、その声

・・ルリの心に火が入る

「んんっ!」

アキトはくぐもった声を上げる

何故ならルリがアキトの唇を奪ったのだ

今までの思いを取り戻すかのように

やがてアキトも諦めたのか、ルリに合わせていく

後ろからの怒りの篭った視線を無視するかのように

 

 

 

「・・・カイトさん」

唇を離し、潤んだ瞳でアキトを見つめる

「・・・ルリちゃん」

見つめあう二人

なにやらピンク?な雰囲気になり始める

しかし

 

「いい加減にしなさい!!!!!」

 

 

 

ついに堪忍袋の尾が切れたユリカ

「うわっ!」「きゃっ!」

慌てて離れる二人

 

 

 

「なんで邪魔するんですか!?新入りさん?」

いい雰囲気を邪魔され、憤慨するルリ

「邪魔して何が悪いの!!それに私は新入りじゃなくてイツキよ。イ・ツ・キ!」

自分の名前を覚えていなかったことに対しても怒るユリカ

 

そう、これは三年ぶりの再会

死んだ筈のカイト

あの戦争。死んだ筈の彼女との再会

イツキ・カザマ

再び巡り会う運命

 

 

「カイトさんは、私のものです!」

「なに寝ぼけたこと言ってんの!カイトはあたしのよ!」

睨み合う二人

飛び散る火花

 

 

「・・・・・・・」

すでに呆れているカイト

[選択]

1謝る

2逃げる

3襲え

(一体何なんですかその・・・お、襲えって選択肢は?)

何故に命令形?な感じで混乱するカイト

 

 

 

 

 

この修羅場な雰囲気を恐れて一言も会話できない黒いマントの人も近くに・・・佇んでいた

 

 

カイト「カザマ・アキトです」

イツキ「カザマ・ユリカです」

ルリ「・・・ホシノルリです」

まずこの作品は、

ルリ「シナリオ1うずもれた『恋のあかし』の私のエンディグを迎え・・・!」

さらに、

イツキ「シナリオ3『思い出』は刻のかなたに・・・でラビオ・バトレッタことあたしとエンディグを迎えました」

ええっとここのカイトとイツキは姉弟ってことになっています

イツキ「そう、「癒し系の素敵なお姉さま」キャラが人気なのよ!」

ルリ「なにを言うんですか!「健気で可愛い妹」が一番です!」

カイト「・・・癒し?」

健気?

ルリ、イツキ「「そこ!うるさい!!」」

それではまた次回にお会いしましょう

 

NEXT

E,02「遅れてきた人」

 

 


[戻る][SS小ネタBBS]

※我我 さんに感想を書こう! メールはこちら[gaganext@hotmail.com]! SS小ネタ掲示板はこちら

<感想アンケートにご協力をお願いします>  [今までの結果]

■読後の印象は?(必須)
 気に入った!  まぁまぁ面白い  ふつう  いまいち  もっと精進してください

■ご意見・ご感想を一言お願いします(任意:無記入でも送信できます)
ハンドル ひとこと