溢れかえるようなゴミ、

否、

本人たちの名誉の為に屍と書かせてもらおう。

ここはとある訓練場。

その中で繰り広げられる地獄絵図。

「おりゃぁぁぁぁぁ!!」

投げる

「うわあああっ。ぐふ」

壁にぶつかる。

「でりゃぁぁぁぁぁぁ!!」

極める。

 

「・・・・・・!!!」

無言で訴える。

ボキッ!

嫌な音がする。

 

 

場所は変わる。

「ええ、分かりました。ナデシコに出向ですね」

カイトは電話でなにやら話し込んでいる。

「じゃ、リョーコさんにも伝えておきます。それじゃ」

そう言って受話器を降ろすカイト。

ふうっと、溜息が出る。

そしてこう呟く。

「・・・荒れてるだろうな」

 

 

可能性

雄雄しく吼える

 

カイトの予想は当たっていた・・・。

リョーコは荒れていた。

自分の部下相手に投げる、極める、落とすなどなど、

意識を保っている部下は数人しかいない。

「・・・ふ、副隊長ぅ?助けて〜」

部下の中では一番の実力を持つ彼でさえこんな状態。

酷いものだ。

暫くして起きていられたのがいなくなり、

訓練場の入り口に立っていたカイトに気付く。

(いけない!目が攻撃色に染まっているっ!?)

身構えるカイト。

襲い掛かるリョーコ。

 

 

捌き

叩く

 

 

床に叩きつけられる。

「きゅう?!」

気絶するリョーコ。

「全く。あ、そうだ!ちょっといいかな?」

「へ?あ、はい」

生き残っていた部下に問い掛ける。

「暫くナデシコに出向することになる」

「ナデシコ、ですか?」

そう言って首を傾げる部下。

頷くカイト。

周りを見渡し、

「こんな状況だからね〜」

「・・・(汗)」

部下は考える。

あの黒い幽霊ロボットの事を、

「だからこの部隊を君に任せたい」

「お、俺がですか?」

「そうだよ」

そう言って部下の両肩に手を置きカイトの表情が冷たくなる。

「・・・頼む」

「・・・はっ!了解しました」

敬礼する部下、笑うカイト。

先ほどから伸びていたリョーコを抱き上げ、訓練場を後にする。

 

 

 

カイトの部屋

「・・・あれってアキトなんだよな?」

「・・・そう、ですね」

ベッドの上で目を覚ましたリョーコは近くにいるカイトに聞く。

リョーコは右手で目を覆い、

「・・・ユリカもいた」

泣き声になってくる。

カイトはリョーコに近づき、

「・・・俺たちのやった事ってなんな、ん・・・」

カイトは目を覆っていた右手を外し唇を奪う。

「・・・無駄じゃありませんよ。僕らはこうして出会えたんですから」

そう言って笑うカイト。

「・・・そう、だよな」

同じく笑うリョーコ。

 

 

 

 

その後

「う、うわ?!ちょっと待て?シャワーを浴びさせろ!!」

「じゃ、一緒に入りますか?」

「・・・うん」

顔を赤くして頷くリョーコであった。

 

 

 

ライオンズ・シックル隊副隊長

スバル・カイト

それが今の彼の居場所である

 

 

 

 

 

ふう

カイト「なんですか?その溜息・・・」

最近徹夜するようなゲームやってないなって

ルリ「それがどうかしたんですか?」

これ書くのにね萌えがいるの

ルリ、カイト「「萌え?」」

いいゲーム無いかなー

最近熱いゲームやってないしねー

それとも古いの引っ張り出すかー

カイト「ま、こんなのほっといて次いきましょう」

ルリ「出番ほしいです」

 


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