機動戦艦ナデシコ〜 The blank of 3years 〜
空白の瞳の中に映る人達

―― 第三話 いつもどおりの午前中 ――



















 朝七時三十分にセットした目覚まし時計を七時二十八分で止める
 それが彼……カイトにとってのいつもの朝の光景だった

「寝む…………い」

 寝ぼけ眼をこすって布団から起き上がり関節を伸ばして大きなアクビを一回、枕元に置いてある着替えを手に取りおぼつかない手取りでノロノロと着替える
 頭の中は半分夢の中にいるような状況なので手元も疎か、案の定ボタンを一つずつ間違えて着けてしまった。慌てて全部取りもう一度始めから付け直す………二度手間だった
 無事着替えを終えると鼻腔をくすぐる良い匂いがしてきた。自然と釣られて匂いの元がある方向へと足取りが行く。そこには台所に立っているアキトの姿があった

「おっす!おはよう。相変わらず眠そうだな」
「んん……やっぱり朝は苦手でふぁぁ〜〜〜」

 アクビをしながらもカイトは自分とアキトの分の洗濯物を担いで外に出た。長屋の道を歩いて洗濯所まで遅い足取りで歩き出す。天窓から差し込む太陽の光が必要以上に眩しく感じた

 カイトがこうやってアキトと共に住んでいるのもアキトの人の良さゆえであろう
 数日前まではカイトも一人で暮らしていたのだがある日、ウリバタケが持ってきた発明品がカイトの部屋で暴発。部屋は全開、隣のルリの部屋まで半壊にするという事件が起こり、そのせいでカイトとルリは住む所がなくなってしまったのである
 そこをアキトとユリカがその懐具合を見せ、二人を引き取った……という経緯があったのだ。
 実際居候のようなもののカイトは朝ご飯の仕度などは本当の住人であるアキトよりも先に起きてやるべきなのだろうが、アキトは料理人志望…朝のご飯の仕度(昼と晩御飯はホウメイのところで厨房を手伝っている)は練習もかねてなるべくこなす様にしたいとのことからカイトはその他の雑用をこなすようになった
 それが洗濯だったり部屋の掃除だったりというわけだまた、そっち方面に関してはさっぱりのアキトにとってはカイトの存在はアありがたく、お互いもちつもたれずといった具合だった

 ぼんやりとしていながらも歩みは続けていたので、ほどなく洗濯所には辿りついた。洗濯所にはカイトの他には誰もいなく、少しもの寂しいような気もしたが一番乗りといううれしさも多少あった

「んん〜〜一番のり?……かな」

 洗濯機の蓋を開け洗濯物を中に入れてから水を入れてその後に洗剤を入れる。洗濯→脱水と選択し時間を設定してから元来た道を戻る。背後でゴウンゴウンと起動し始める洗濯機の音が耳に聞こえた






 来た道を通る時には決まって数軒から目覚ましの音が聞こえ出す。目覚ましのオーケストラは様々な音が重なり合って幾音にもその音色の独創性を広げていく…
 それはさながら協奏曲であろか…指揮者カイト、楽器目覚ましとでも言った所であろう

「こっちは”ナデシコのテーマ”でこっちは”私らしく”かな。んん…であっちは”あなたの一番になりたい”でそっちが”飛翔けゲキ・ガンガー3”。そんでもってあちらが”エステバリスのマーチ”でそちらが”銀河のクリスマス”……って今もうクリスマスって時期じゃないんだけどなぁ…」

 目覚まし時計の音楽を当てていくのは只単に毎日違った曲が流れるからそれを考えてみようと幾日か前に思いたったから実行しているだけだ
 比較的に起床時間の遅いここ、ナデシコ長屋でも朝早くから起きる人も何人かいるのだ。そういった人たちの目覚ましなのだろう
 ほとんどの目覚ましの音が鳴り終わるころにはカイトは自分とアキトの住んでいる部屋の前まで来ていた。





 玄関を開けると良い香りがまたもや鼻腔をくすぐる。炊き立ての米の香り…豆腐と味噌とわかめを使った味噌汁の匂い…

「良い香りだ……」

 思わず口の中に涎が出てくる。ついつい早く食べたいがために玄関から居間に移動する短い距離でも早足になってしまう

「あ、やっぱりもう来てたんだ」

 居間に入ったカイトはアキトの他に二人いるのに気が付く。隣の部屋に住んでいるユリカとルリの二人だった。二人ともカイトに気がついてあいさつをする

「おはよ〜〜〜〜カイト君」
「おはようございます」

 当然のようにちゃぶ台の前に座っている二人にあいさつをして同様にカイトも座る
 二人がこうして一緒に食事を取るのには理由があった
 カンタンにその理由を言ってしまえばルリがカイトとアキトに頼んだからである。それも必死に
 アキトの為に料理をできるようになりたいということでユリカが料理を作ろうとした。作れば無論ユリカと共に住んでいる構造上、ルリも食べなければならない……
 が、あんな料理の「り」の字も付かない様な代物を作るような人のは食べたくないとルリが土下座でもせん勢いで頼んでくるものでユリカをアキトが説得し、こうして皆で食事をとるようになったのである。それゆえにルリの命は救われた
 ちなみのカイトもユリカの腕前は知っている。試作ナンバー054の料理を(無理やり)食べさせられたからである。彼はその後原因がはっきりとした腹痛に丸二日悩まれたのはまた別なお話

「「「「いただきます」」」」

 手を合わせた四人がはもって声をだす。その声が終了したのと同時にそれぞれのハシが動いて朝食という獲物を獲得するために動き出す
 自分の領土にあるものは一応は安全圏だ。しかし時々出される一つのお皿で出される料理に関しては早い者勝ちが暗黙の了承だった

「あ、味噌変えた?アキト」
「おおっ、よくわかったな。ちょっとホウメイさんに貰ったもの使ったんだよ」
「ふ〜んふっふ〜ん♪納〜豆〜巻き巻き♪い〜と〜巻き巻き〜〜♪ひ〜てひ〜て取れないよう…(泣」
「艦長。食事中に歌ってはいけませんよ」
「え〜んルリちゃんそんな固い事言わないでよ〜。あ、カイト君手前のお醤油とって」
「はいどうぞ」
「うん♪ありがとう。う〜〜んアキトの料理はいつもおいしいよ〜〜」
「お前は一々大げさなんだよ」

 この部屋の朝食はいつもこのようなかんじだった。会話が途切れないこの食卓、それはこの四人にとっては朝一番の楽しみであり、その日一日の元気の源でもあるのだった







 照りつける日差しは洗濯物を乾かすのにはもってこいの代物だった

「いい洗濯日和だなぁ〜」

 朝一番で洗濯所まで行った道のりを再び歩いていく
 食後にはお茶碗などの粗い物をアキトと共に片付け、軍の仕事に出かけるユリカを三人で見送った足でそのまま洗濯所までいくのだ
 洗濯、脱水が共に終った洗濯物を一枚一枚取り出し、籠に入れて物干し竿のあるところまで持っていく。文明の利器は洗濯→脱水→乾燥と一連の動作はできるのだがカイトの拘りか、日光とそよ風で乾かすようにしている
 籠から取り出した衣類を物干しに通してズラリと並べる(さすがに下着類はやらない)となんともやり遂げたという満足感を味わえるのであった

「うっし!完成」

 均一に並べられた衣類はそよ風になびきゆらゆらとその身を揺らす

「あれ?カイトさんもう終っちゃたんですか」

 後ろから声をかけられて振り返ると洗濯籠を持ったホウメイガールズの一人、ウエムラ・エリがいた。彼女もカイト同様日干し組みである。ポニーテールがチャームポイントだ

「うん。今日は天気がいいから速めにきたんだ」
「そうですかーー確かに天気がいいですね」

 そう言って二人して太陽を見上げる。何も言わぬ太陽だがその日差しはポカポカとして気持ちがいい
 なんだかポヤヤンっとしてしまった。なんというかこのやり遂げた後の満足感が先にも言ったとおりなんかいい

 ふいに。そう、ふいに違和感を感じた…魚の小骨が歯の隙間に引っかかったような小さな違和感。辺りの何かが変わった気配。そしてふと思い出す。それと同時に感じる殺気

「カイト覚悟ーーーーーーーー」

 後方から聞こえた声に体がビクンと反応して振り返る
 少し茶色がかった髪、小柄な少女が土煙を出さん勢いでかけて来る。シラトリ・ユキナだ。
 彼女はこうして毎日朝このぐらいの時間にこうやってカイトに一発入れにくる。
 何の因縁か、またなぜそのような事をするのかは……彼女曰く、「もはや理由などとうに忘れたわ〜〜〜」らしい
 彼女の腕っ節の強さを身を持って体験しているカイトに取ってはいやでも緊張してしまう。それがいけなかったのか…。カイトは多少焦りながらも後方にバックステップで緊急回避……しようとしたのだ
 しかし、さきほど自分が置いた籠に足を取られバックステップでなく後ろ向きに倒れてしまう。そしてユキナが走ってきた速度を利用しそのまま跳躍する



 めきょ 



「うぐふ」


 運が悪かった…………そう言うしかあるまい。彼女…ユキナの出したジャンプ蹴りのヒット位置とカイトがバランスを崩してしまった際の顔の位置が偶々一緒だった……ただそれだけだったのだから
 綺麗にカイトの顔にクリーンヒットしたユキナの蹴り。スピードもあって体重の乗った良い蹴りだったそれはカイトの顔に付いた足型が物語っているほどだ、これがもしギャグ漫画だったら凹んで窪みができているだろう。ドシン……と音をたてて倒れるカイト、空中でクルクルと回転し着地をきめてから指でVサイン作って彼女は言った

「いえーーーい勝利ーーーーー」

 勝利と書いてビクトリーと読む、けして”かつとし”とは読まないのであしからず
 高々に宣言した後に彼女はその場を走ってどこかに行く。まるで風のように…。その場に残されたのはカイトとエリだけ
 そのエリも何も無かったかのように鼻歌を歌いながら洗濯ものを干し出す。心配などはしない。これは何時ものこと。ここナデシコ長屋では日常の一コマなのだ
 カイトが少し哀れになてくるけど……(汗







「痛つつつ、ユキナちゃんももう少し手加減してほしいよ」

 お昼前、多少痛む顔を摩りながらカイトは歩く。日差しが強く差し込んでくる今日は気温も高く、半袖でも十分なくらいだった
 カイトは整備班作業所に向かってその進路を取っていた。カイトは最近頻繁にここに顔を出している。ウリバタケが作った作品を見たり、基本的な整備の仕方や物作りをしたりしているのだ。
 試作品もできていて『ゾウも一撃で気絶』がコンセプトで作った対人用スタンガンは自分でも満足のいくものができたと思っている。
 その試作品でも念入りにチェックをした。一応自分の師匠であるウリバタケは発明の天才ではあるが、作った物の中にはスイッチを入れた途端に爆発したり暴走したりするものが大半をしめている。変形や合体、隠し武器などをつけないようにすればいいとは思うのだが本人曰く「男のロマンだ!」と言って作業をしてまた爆発させていた。
 その爆発を間近で味わったことがある人としては、せめて自分の作品には欠陥が無いようにしようと心に思わせ、その結果カイトが作ったスタンガンは変形も合体もしない威力が強くて様々な追加技能(防水だったり、タイマー式だったり)がついた。
 威力のほうは多少どころか凄まじく強すぎだと思うのは……少なからず師匠であるあの人の影響を受けているといっても間違いではないのかもしれない

「こんにちは〜」

 ガラッと音を立てて開く手動のドアをカイトは開いた




「退避〜〜退避〜〜」




 途端中にいた整備班が雪崩のように出てくる。とっさの事に、あまりにも理不尽なことかもしれないがカイトは出てきた人達の流れに流されるのなく……器用にもカイトが居る所を避けて中にいた整備班は逃げていったのだった。
 人の波に飲まれてその場を離れた方が幸運だったのだが
 一目散に逃げていく整備班を見送りながらカイトはポカンとしていた。そしてすぐに嫌な予感が全身を駆け巡る。
 このパターンは過去にも数回あった。整備班班長ウリバタケの作った何かが間違いなく暴走、暴発の時のパターンなのだ。後ろでは何やら変なモーター音が耳障りにもよく聞こえ、何かが動いているのは見なくてもわかった

 恐る恐る後ろを振り返る。ぎこちなくゆっくりと首を回転させると視界の隅に倒れているウリバタケを見つけた。嫌な予感があたってしまったのを只ひたすら残念に思いながらも作業所がの中が全て見れるように顔を向けた

「マジ?…………」

 その後視界に映ったのは……ウリバタケ作成”リリーちゃんV”が振りかぶった文字通りの鉄拳だった
 …………悲しくも本日二度目の顔面ヒットである







 殴られた顔面を摩りながらもカイトはまたもや歩いていた。今日は何時にもまして運が悪い…これがさいごだったらいいのだろうがそうとも言える保障もない。だから只ひたすらさっきのが今日最後の不運だと願うしかカイトにはなかった
 カイトの歩先はレクレーションルームに向かっている。理由はカンタン。リョーコ達三人娘らパイロットとシュミレーションで勝負するためだ
 『エステバリスライダー』というウリバタケが首班となって整備班一同が作り上げたこのゲームは今結構カイトを夢中にさせているのだ
 ほんものそっくりと作りに臨場感、ダーメジ判定の正確さ、振動などの戦闘中の揺れ、どれをとっても超一流のシロモノでの勝負は真剣さが他のゲームよりももの凄くでる
 ものの試しにリョーコ達がカイトを誘ってこのゲームをやったら予想以上の腕前を披露したのだ。それ以来こうやってやり続けている

「お、来たなカイト。今日も勝ち越してやるぜ」
「やっほ〜〜カイト君。元気してた?」
「小さな夫……ショウブッ」

 足を踏み入れるともう既に三人は来ていた

「OK、早速やろう。得にリョーコさん、今日こそ一位の座は貰うよ」
「へっ、やれるもんならやってみな」

 カイトの腕前はリョーコ達とほぼ互角……。近中遠と大まかに別れる戦闘パターンの中でもカイトは
遠距離線が得意だった。イズミ同様射撃の腕は中々凄い
 違いを言うのなら冷静沈着なイズミと違って多少リョーコのようにすぐ熱くなるクセがあることだ。接近戦もそつなくこなせるのだがまだまだ。接近戦を得意とするリョーコの言わせれば荒削り、もう少し磨けば様になってくるとのこと
 戦績は今のところリョーコが一位、カイトが近差で二位、イズミとヒカルが同着三位といった具合
 タッグ戦では様々なペアが可能な中でも、射撃のできるカイト&イズミペアがダントツだった。近接近を好むリョーコの機体はヒカルの援護ありでも、二人がかりの正確な射撃によって相当なダメージを受けてENDというパターンがタッグ戦では多く見れた

 『エステバリスライダー』のシートに腰掛けながらカイトは思う。今日こそはリョーコを破って一位の座を手に入れてやるぞ……と
 そしてゲームの始まりを告げるオープニングが鳴り出した







 お昼ごろ……シュミレーターでリョーコに惨敗したカイトは昼飯時になったのでホウメイの所、食堂に足を運んだ、三人娘と共に。
 一応食堂ということでお金が必要なここ、だが他に比べて破局的に値段が安いのでクルー全員が得に昼と晩はここにきて食事をとる。だからここは厨房の戦場さと違って、いつも宴会場のように賑やかだった

「うううううっ〜〜(泣」

 カイトの財布は泣いている。そしてカイト自信も泣いている
 理由は今日一番負けたカイトが三人の昼飯を奢る事になったからだ。ちなみに一昨日はヒカル、昨日はリョーコだった、イズミは一度もない

「俺はマーボーカレーとチンジャーロースで飲み物がグレープジュースな」
「あたしは……ラーメンセットにチャーハン、そんで飲み物に緑茶ね」
「……五目ちらしセットに牛乳……後アンミツで」

 人の奢りだとおもって高いものをバンバン注文する三人、文句は言いたくてもいえない
 自分は負けたのだし……自分だって他人の時はそうやるからだ
 だからこそ今この場で誓おう、明日勝つ事があったらラーメンセット+イチゴサンデーのデザート付きを注文することを……勝てればだけど
 そして今日は費用を削るために一番安いおにぎり一つだけ……というヒモジイ昼飯になるカイトだった







 昼飯も取り三人娘と別れたカイトはそのままの足取りでまた整備班作業所に向かう……のがいつもだったが今日は違った
 いつもこの後作業所に行ってウリバタケに教わりながら色々な物を作ったり直したりするのだが今日は自分の工具セット一式を買うために街に向かうのだ。昼飯を削ったのはコレを買うために少しでもお金を取っておこうと考えたからだ
 ウリバタケが「お前も道具ぐらい自分の持て」と言われたのがきっかけだった
 出しておいた許可書もでたので今日の午後は基地外に出ることができる。無論監視つきだが
 基地から街まで歩いて三十分ほど、自転車も使えるが今日は天気がいいので歩いていくとにした

「悔〜し〜さ〜をこらえて蹴り上げた石ころ♪〜〜っと」

 門を出てすぐにある坂道を勢いよく駆ける。素肌に感じる風が心地よかった


















後書き

ブチ:第三話がやっとのことで終った…

カイト:とかいって文章自体は少なめだね

ブチ:う、うるさいなぁ。これでもがんばったんだ!

カイト:あっそう

ブチ:まあ間奏である お昼の時間の番組作り に少し絡んだ話もあるけれど

カイト:僕の部屋爆発事件とか?

ブチ:そうそうそれ

カイト:前のも今回のも元ネタありが結構多いきがするのは僕の気のせい?

ブチ:あ、あははは気のせい気のせい(汗

カイト:ふ〜ん、まあそれは置いといて、なんで今回も僕は運が悪いんだい?説明してくれよ

ブチ:いや、うちの君はそういう設定だから。別に強運3がついていないとかそういうのではないからね

カイト:なぜ!?ユキナちゃんの蹴りだって籠に足を引っ掛けなければ喰らわずに済んだしリリーちゃんの鉄拳だってタイミングがよすぎでしょ!?。ほらみてよこのアザまだ治っていないんだから!!

ブチ:いいじゃん男前があがったよん♪

カイト:そんなに殴られたい?

ブチ:さて次の御題ですがぁ〜〜〜

カイト:こらちょっとまてまだ話はすんでいないって……なんで僕の声が小さくなっているんだおいまて、このバカ、ヘタレ!きいてんのかちょ…

ブチ:オホン。では次の『いつもと違った黄昏時 襲撃編』で






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