機動戦艦ナデシコ セカンドスト−リ−

無限の時空(とき)の中でみつけた、大切なモノ



――― ふたりの 『ナデシコ』 〜 水の星に届く "" 〜 ―――















… 緑の草原の上を歩いている一人の少女 …































彼女の淡い色をした長い髪が … 心地良さげに靡いている




















緑の大地を緩やかに歩みながら、穏やかな表情をしている少女




















… "やさしい風" が吹くのを待っている …
































良く晴れた青空の中 … 流れてゆく白い雲 … そして … 暖かい太陽の下 …










少女は … ふと … 歩みをとめて … 眩しそうに "空" を見上げている


















































… あの人の "笑顔" とおなじモノ …










… あの人の "心の色" とおなじモノのように想えるから …




















… "ほのかに馨る緑の芳香(かおり)" …




















… "自然と広がる爽やかさ" …




















… "気持ちを和ませてくれる白い雰囲気" …




















… どんなに長く "冷たい夜" が続いても …




















… きっと、ここで歩いていれば … 私をみつけてくれる …




















… 私は、ここにいれば "明るい光" と "暖かい日差し" に逢えるから …




















































そして "風 が吹く …




















突然吹いた … 悪戯な … "風" によって "少女の帽子" が飛ばされてしまう …










"大切な帽子" を彼女は見失ってしまう…






























どこからか、少女の名前を呼ぶ声がした












"風" が吹いて来た方へ、視線を向ける




















そこに …… 少女がずっと待っていた人が微笑んでいた
































幼顔が残った青年は、彼女の帽子を見つけてきてくれた










そして、大切なモノを(失くさずに)持って … 少女の隣まで歩いて来てくれる




















彼は … いつもの穏やかな黒い瞳で … 彼女に … "帽子" を … そっと … 渡してくれる






























少女は … 彼への想いを … 金色の瞳にのせて … 自然な表情を見せる


















































「 おかえりなさい … カイトさん ( "一番星をみつけた幸せ" の笑顔) 」










「 ただいま♪ ルリちゃん ( "ほのぼの幸せ" 仔犬の笑顔) 」






























――― いつかふたりで感じた空気が … また … もどってくる ―――




















――― 穏やかな風が … ふたりをそっと包んでいる ―――






























――― ふたりが出逢う "水の星" へ "風" が想いを運んでくれる ―――


















































――― いつか出逢う "あなた" のために 守る大地と 信じて ―――














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