第三回 『撫子荘』 座談会 〜 『日々平穏』 から 『撫子荘』 まで、現場レポ−ト 〜




飛鳥 :「ガラガラガラ… …すたっ。( 『日々平穏』 のドアを開けて入店し、空いている席に着く )」


カイト:「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか?」


飛鳥 :「ハルミさんとエリちゃんを一人づつ。(←マイルド口調で)」

カイト:「…は?」


飛鳥 :「じゃあ、ミカコちゃん。(←ハ−ドボイル口調で)」


カイト:「…まだ、帰ってきていませんが…?」

飛鳥 :「ムムッ。 いないのならば、仕方がない。 サユリさんか、ジュンコちゃんを…(←やや、あきらめ口調で)」


カイト:「…あの…お客様??…」


飛鳥 :「以上お持ち帰りで。 あ、でもホウメイさんはいらないンで、ちゃんと抜いといてくださいな♪(←MAC風に)」



""グワァ〜〜〜ンッ!!!""



飛鳥 :「ドガシャッ!?(←ホウメイさんの中華鍋バットで、お店の外に叩き出されました)」


ホウメイ:「失敬なっ!! おととい来やがれっ!!」


ホウメイ・ガ−ルズ:「「「「 人身売買おことわり!! 」」」」 (ミカコ除く)





カイト:「一応、塩を撒いておきますね。 ゴメンなさい。」

飛鳥 :「ありがとさん…世間の荒波が身に染みるゼ…フッ。(←意味不明)」



カイト:「また、どうぞ。(営業スマイル)」



飛鳥 :「仕方がない。 ボソンジャンプで一時間先に跳びますか……ジゃんぷ!!(←S級ジャンパ−)」





――――――――――ボ−ス粒子増大・ジゃんぷ、時間誤差なし、空間誤差あり――――――――――





飛鳥 :「ちっ。 場所がずれちまったか… まぁオイラの腹時計によれば(←ここのところが、S級ジャンパ−の証)

時間はあっていそうだから、いいか。」



ルリ :「………」


飛鳥 :「おおっ!! …あれに見えるはルリちゃん! ラッキ――ッ!! (←神様万歳!!)

おっと、ここはアキトのアパ−ト 『黒百合荘(ブラックサレナソウ)』 の近くだな。」



ルリ :「…はぁ…(溜息)」


飛鳥 :「ルリちゃん…たしか今日は、アキト達とお出掛けしたんだよね…

せっかくの "可愛いお出かけルック" なのに…うれしそうじゃないぞ??

溜息なんかついちゃって…どうしたんだろう。 なんか、元気がないな?」



ルリ :「…?…(←きょろきょろしている)」


飛鳥 :「…ルリちゃん、なんか道に迷っていますな。 その様子は、まさに "迷子の小猫" !!(笑)

これはちょっと、スト−カ……じゃない、調査が必要だぜ!<BGMは、アカツキ・ナガレ(VersionT)>」





ルリ :「………(←うろうろしている)」


飛鳥 :「家に帰るならJR駅は逆だよ。 そちらの方角へ100m先いくと、『撫子荘』 だよ。」





ルリ :「…いたっ…う…」

飛鳥 :「うっ…なにも無いところなのに…おもわず転んでしまった、ルリちゃん……膝小僧から、血が出ています。

それでも涙を出さないなんて、ホント…強い少女ですね♪(←結構薄情者!)

だけど、お義父さん(←誰がじゃ!)は、電信柱から涙を流してみまもっているからね〜〜〜

<BGMは、アカツキ・ナガレ(VersionU)>」





ルリ :「…あ…」



飛鳥 :「(↓パラパラパラ↓) げっ! 雨が降って来た。 ルリちゃんは…えっと…あ、いたいた!

…おや、偶然かな? 『撫子荘』 の階段下に移動して、雨宿りしましたね。

たしか、ルリちゃんは…カイトの家を知らなかったはずだけど?」



ルリ :「………」










飛鳥 :「(↓↓結構ドシャ降り↓↓)…1時間経過…ずいぶんと雨が強くなってきたなぁ…

…なっ? …ルリちゃん! …濡れているのにまだ立っている!?…なぜに??」





ルリ :「………」





飛鳥 :「…あれから、30分が過ぎたな…ルリちゃん…とうとう、うずくまっちゃっているよ…

…あそこの位置って、この通りからは死角になっているんだよな…」



ルリ :「…クしゅんっ!…」



飛鳥 :「…う〜…カイトのやつめぇ〜、長湯しやがって…さすがにもう、我慢出来ん!!(←何がでしょう?)

こうなったら、オイラがルリちゃんを…って、おや?…」



ルリ :「…あ…?…(←雨の中の足音に気づく)」





カイト:「…!!…星野…さん?…(←ルリちゃん発見)」



飛鳥 :「…ほっ…間に合ったか。 じゃあ〜オイラは退散して 『時乃湯』 にでも行ってあったまろ〜とっ!

…あ…営業時間が終了してらぁ…女将さんに逢いたかったのに…え〜いっ! しかたがない。」







飛鳥 :「降りしきる五月の涙雨の中、"仔犬" と "小猫" はついに運命の再会を果たす!!

次回 「 『撫子荘』 に嵐を呼ぶ "小猫" の爆弾発言 」 に乞うご期待の

【 『小猫』 の拾い方教えます 】 をみんなでみよう!! えっ…クしゅん!(←クシャミ)」







カイト:「飛鳥さん。 …今回は "座談会" になっていませんよ。

"迷子の小猫" さんも、そう思いますよね?」



ルリ :「…私、"小猫" じゃありません。 … "少女" ですから…」






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